例年9月下旬には草紅葉が見頃になる八幡平山頂周辺。山の斜面にポツポツと色が変化してきた草木が増え、季節の進みを感じます。天気は曇りでありながら、遠くの山までよく見える11日の午前中、山頂探勝路を巡回してきました。
【高山植物開花状況】
| 八幡沼湿原 | 石畳歩道沿い | |
| 見 頃 | エゾオヤマリンドウ、ウメバチソウ、ヤマハハコ、ミヤマアキノキリンソウ | ノコンギク、エゾオヤマリンドウ、ミヤマセンキュウ、オクトリカブト、ウゼントリカブト、ゴマナ、ヤマハハコ、ヨツバヒヨドリ |
| 終 盤 | シラネニンジン | ナンブアザミ、ゴマナ、ヨツバヒヨドリ、ウツボグサ、アオモリアザミ、ミヤマアキノキリンソウ、 |

頂上入口に咲いている八幡平の秋の花、オクトリカブト。八幡平には2種類のトリカブトがあるようで、見返峠駐車場を見下ろせる展望地付近に咲いているトリカブト(写真↓)はまた別の種類のようです。見比べてみると面白いかもしれません。


こちらも秋の花エゾオヤマリンドウ。秋の雰囲気の中に青色が映えます。

ウメバチソウも咲いている場所は限られてきました(八幡沼展望台~陵雲荘の湿原)が、まだ見られます。


花が咲いている時は、どうしても花に注目してしまい、葉が色付いた時に「これ何だっけ?」「ここで咲いていたの何だっけ?」となって一生懸命正体を探します。今回はよくよく見たら黒い実が付いていてオオバスノキと判明。

鏡沼の近くではヤマブキショウマが色付いていたり…

カラマツソウの葉が黄色に変化していたり、個別に見ていくとなかなか楽しいです。

八幡沼湿原ではキンコウカの葉がオレンジ味を増し、湿原の色にアクセントを加えていました。


湿原でまた遭遇「この葉、何だろ?」。探勝路を歩いているうちに正解と思われる花(シロバナトウウチソウ)を見つけました。花から葉の変化までが早くて追いつけない。


秋の見どころといえば、色々な実が見られること。まだマイヅルソウとタケシマランの赤い実が付いていました。

今シーズンは雨や濃霧の日が多く、なかなか展望が望めない日が多くありました。この日は、手前岩手山の左奥に早池峰山がきれいに見えました。

見返峠遠望。山並みが幻想的に見える日でした。
冬に向けて着々と準備を進める植物たち。花は最終ランナー、エゾオヤマリンドウが見頃を迎える時期になっています。天気のいい日は、景色を見たり、植物たちの花以外の姿をのんびり探しながら歩いてみるのはいかがでしょうか。





