7月の後半は梅雨らしい天気となった八幡平。日々の日誌を見返してみると、19日から27日まで9日連続の濃霧。さすがに毎日出勤してくるスタッフもスッキリしない景色にゲンナリするほど。涼しいを通り越して肌寒いと感じる日もありました。そんな中、27日の午前中に山頂探勝路を巡回してきましたので様子をご紹介します。

【高山植物開花状況】

八幡沼湿原石畳歩道沿い
咲き始めタチギボウシイブキゼリモドキ、モミジカラマツ、ウメバチソウ、シロバナトウウチソウ
見  頃キンコウカ、イワショウブ、ニッコウキスゲ、コバノトンボソウ、ネバリノギラン、モミジカラマツニッコウキスゲ、ハクサンボウフウ、アオモリアザミ、トウゲブキ、ネバリノギラン、イワオトギリ、ミヤマアキノキリンソウ、ハナニガナ、シロバナニガナ、ミヤマコウゾリナ、ミヤマフタバラン
終  盤コバイケイソウ、ヨツバシオガマハクサンチドリ、ミヤマトウバナ、コバイケイソウ

どんなに天気が悪かろうとも花々は着実に咲き進んでいます。7月の八幡沼湿原を彩ったコバイケイソウとニッコウキスゲのコラボレーションも終盤。八幡沼展望台~陵雲荘間の斜面のみになりました。

ニッコウキスゲは、終わった花も多いですがまだ見頃です。一足先に見頃になっていたコバイケイソウはほとんどのところで実を付ける段階に入っています。

代わって、八幡沼湿原で見頃になっているのがキンコウカやイワショウブです。キンコウカは、ニッコウキスゲとはまた違った黄色で、湿原をささやかに彩っていますし、イワショウブは小さい手持ち花火のようで可愛らしいです。

八幡沼湿原で咲き始めているのが、タチギボウシです。次の湿原の主役はこちらかな?

湿原ではミヤマホツツジがまとまって咲いているところもあります。ツツジといえば、5月、6月に咲くイメージがありますが、こちらは夏の花。形も変わっていて少しオシャレな姿。花期も形も個性的で面白いです。きっと戦略があるのでしょう。

アスピーテライン沿いでも結構咲いていますが、今、目を引くのはオレンジ色のクルマユリ。数は多くないですが、すぐ分かります。お目当ての昆虫達にもすぐ見つけてもらえそうです。

花が次々と咲き進むようにグングンと伸びて生い茂る草木。あっという間に歩道が狭まり、見えづらくなってしまいました。8月に入ったら花の時期を避けてく草刈りを行う予定です。植物たちの生命力は凄まじい、といつも思います。