秋の気配を日々感じつつある8月29日。この日は曇りの中にも日が差す落ち着いた天気でした。

電動自転車と散策で曽利ノ滝を目指し、下り坂の風と滝つぼの傍で涼を感じるイベント「快適サイクリング&曽利ノ滝トレック」の開催です。

はじめにe-bikeとE-MTBそれぞれの電動自転車の説明をしました。ギア操作以外にもアシストの強弱を駆使して坂道を乗り越えます。

両自転車の特徴が知りたい方は「8月29日(土)開催『快適サイクリング&曽利ノ滝トレック』の下見に行ってきました。」の記事をご覧ください。

アスピーテラインを過ぎトロコの駐車場にやってきました。このときの気温は21℃、日陰の下り坂で風に当たると手が冷たく感じるほどでした。あっという間に夏も終盤なのだと気付かされながら一休み。ここからは上り坂、電動自転車の本領発揮です。

アシストありとは言えノンストップで上るのは疲れる上に退屈になってしまいます。休み休み上って赤川を眺めたり、車では何気なく通り過ぎてしまう風景を目に焼き付けられるのがサイクリングの魅力です。

この日は大曲の花火大会の開催日でもあり、ツアーバスも多く走っていました。車に注意して行きましょう。

曾利ノ滝入口で見つけた赤いゲンノショウコ。下痢止めの薬草として効き目がすぐに表れることから「実際に効く証拠」が名前のもとになり、漢字では「現証拠」と書きます。白い花も赤い花もどちらも同じゲンノショウコですが、「ベニバナゲンノショウコ」、「シロバナゲンノショウコ」と呼び分けることもあります。東日本では白、西日本では赤が多いとされていますが、日本海側で赤い花が多く分布しているという話もあるようです。

曾利ノ滝入口に自転車を置いて、ここからは徒歩で滝つぼを目指します。

入口からは平坦な道を進むと急な傾斜が待ち受けています。木の根が浮いている箇所も多く気を付けて進みましょう。

クマ剝ぎにあったコメツガを観察します。主に針葉樹の樹皮を剝いで内側の養分を舐めとるために取る行動で、表面には噛んだ跡や体毛が残っていました。

ロープを掴んで下へ下へ向かうと…

待ちに待った滝つぼに到着! 道すがら水の音が聴こえ期待が膨らむところに落差25mの絶景、感動してしまいます。

近くで見ると飛沫を直に感じられ、より迫力があります。

流れる水も冷たく透き通っています。動いて熱を持った手を入れると、あっという間に冷やされ疲れが吹き飛ぶ気さえします。

滝をバックに参加者のみなさんで集まって一枚。八幡平の自然に囲まれた落ち着いた空間でした。

滝を堪能したら今度は帰り道。下ってきたということは上らなければいけないということで…。一歩一歩踏みしめていきましょう。

雨雲が近くを通る予報ではありましたが、降られることもなく順調に来ています。日が照り付ける中、滝で涼む… というのも魅力的でしたがこのくらいの気温も快適なサイクリングができていいものです。

下りは快適だったアスピーテライン。ここまで温存してきたアシストを全開にして進みます。道沿いに落ちていたミズナラやブナの実を横目にぐんぐん上ります。実り具合もよく、今年は豊作の年になりそうです。

バッテリー切れや大きいアクシデントもなく、無事帰ってきました! 

日が当たらなければひんやりとした空気が流れていたこの日。この先徐々に気温も落ち着き残暑もほどほどに秋が近づいてくることでしょう。

坂道を上るときの熱と風や滝つぼでの涼しさ、その両方を思う存分堪能してきました。マイナスイオン漂うゆったりとした時間を浴びることのできた素晴らしいイベントでした。

さいとう