22日に初雪がふり、八幡平山頂は晩秋から初冬へと移りつつあります。いったん温かさがもどり、積もった雪はなくなりましたが、月末から来月初めにかけてはまた雪が降りそうな予報が続いています。冬じまいのやり残しがないか確認しながら、山頂散策路を巡回してきました。

午前中は雲が多かったですが、昼過ぎから青空も広がってきました。数日前に雪が降ったことを忘れてしまうような陽気です。

この日は澄んだ空気で眺望がよく、鳥海山まで見えていました。

オオシラビソ樹林の中に白く見えるのはダケカンバ。黄色く色づいた葉もすっかり落とし、冬に向けて準備は万全のようです。

木道階段を下っていくと八幡沼が見えてきました。ナナカマドの赤い実が景色のアクセントになっています。

青空を映す八幡沼。昨日は雨も降り、10月中旬と比べると水量が回復したように見えます。

八幡沼南側湿原。草紅葉は少しずつ色が抜け、枯草色に近づいてきました。

南の空には雲が浮かび、風に吹かれながら形を変えています。

源太分れ。木道沿いの景色、湿原植物を眺めながら陵雲荘へ向かいます。

ニッコウキスゲの実。網目状になり、中の黒い種子はなくなっているようでした。

ネバリノギラン。葉はすっかり色が抜けました。

イワカガミの葉は鮮やかな色を保っています。えんじ色が目立っていました。

陵雲荘前の湿原。ヌマガヤの中に黒っぽいコバイケイソウが見えます。

ヌマガヤ。

コバイケイソウ。

陵雲荘の軒下デッキに西日が差し込んでいました。次ここに来るのは厳冬期。樹氷のシーズンになりそうです。

八幡沼畔のベンチでひと休み。沼沿いに設置していたロープ柵は冬に備えてすでに取り外されています。

八幡沼が大きく見える展望ポイント。冬、沼は全面結氷し、大雪原へと変わります。

あたたかい陽気で多くの登山者とすれ違いました。この日が今シーズンの八幡平歩きおさめになった方も多かったかもしれません。

オオシラビソ樹林の中を歩く登山者の皆様。山頂を目前に歓声が上がっていました。

春の雪解け時期におなじみのヨシカレハの幼虫が石畳歩道を歩いていました。ガの仲間で、幼虫の状態で越冬するといわれています。厳冬の八幡平を生き抜くため冬越しの場所を探していたのかもしれません。