7月の終わり、夏本番を迎える前に大沼を周りました。普段人目に付かない生きものたちも日々成長、変化をしています。そんな大沼の一部をご紹介します。

【開花情報】

咲き始めヨツバヒヨドリ、エゾアジサイ、シロバナトウウチソウ、タチギボウシ、コバノトンボソウ、ドクゼリ、ツルリンドウ
見 頃ミヤマトウバナ、ホソバノヨツバムグラ、イワオトギリ、オトギリソウ、ハナニガナ、モウセンゴケ、ノリウツギ、ミズギク、ホツツジ、ホソバノキソチドリ
オカトラノオ、ネジバナ、イヌツゲ、シロバナカモメヅル、ハンゴンソウ、コウホネ
終 盤ワタスゲ(果穂)、オニシモツケ

しばしば木道沿いのミズバショウが倒されているのを目にします。かじった痕も残るこれらはツキノワグマによるもの。例年7月中旬頃から熟したミズバショウを求めてクマがやってきます。朝や夕方の出没が多いですが、大沼を歩かれる際にはクマ鈴を携行して人が近づくことを知らせてあげてください。

北側のデッキでは、見頃を迎える中ひと足先に花が終わったタチギボウシもあります。他が咲く前から開花を知らせ、鮮やかな紫を見せてくれたことに感謝。

アカバナの花は小さいけれど可憐な見た目。こちらはピントが合っているか不安で、つい多めに撮ったうちの1枚です。

濡れて重くなったことで頭を垂れるシロバナトウウチソウ。他はまだ蕾の状態です。

鳴き声がして沼の方を見下ろすとカイツブリのヒナがいました。小さい頃は溺れないように親の背中に乗ったりもしますが、すっかり大きくなり自分で泳げるようになっていました。魚の捕らえ方を教わっているのかも?

フキを突き破って伸びるササ。同じ種の竹は人の体さえ貫くほど力強いそうですが、ササをはじめ他の植物もたくましいですね。

机に顎を乗せるかのような格好のタチギボウシ。連日の雨で参っているようにも見えてきます。

オオバスノキの実が熟してブルーベリーの見た目をしています。酸味が強く生食には向きませんが、果実酒やジャムにすると美味しいらしいです。

大沼を歩いているとガサガサ、バサバサと何かが逃げていく音がよく聞こえます。この日辛うじて見つけられたのは、カルガモのヒナ。このときは4、5羽見られました。このまま無事大きくなってほしいものです。

少しレアな白いタチギボウシ。対岸に咲くものが見つけやすいですが、手前側の木道でも1株見られました。

ミズナラの実が、「ドングリの子ども」とでも言えるような状態になっていました。これからさらに栄養を蓄え、秋に向けて実を大きくしていきます。

雨降りの最中、曇りの日にはひんやりとした空気の中を歩けるなど晴れの日とは違った魅力があります。ぜひゆったりとした時間の中で目を凝らして、耳を傾けて、大沼の「今」を感じ取ってみませんか。

   さいとう