6月も1週目が過ぎ、日付は7日。この日の前後で雨の予報が出ているとは思えないほどの晴れ間を見せました。
今回はイワカガミやイソツツジなどの高山植物に彩られた、焼山火山の火口湖周辺を進むイベントの下見へ行ってきました。

昨日の雨が上がって空には羊雲ができています。雨雲は低い位置にできるので昨日とは違って空が広く見えます。

後生掛温泉の手前にある焼山登山口。噴気地帯を横目に入っていきます。

用水路の傍でアカモノの花が見られました。実は赤いですが花は白く釣り鐘状の可愛らしい形をしています。

昨日の日中は雨で静かだったエゾハルゼミが今日は元気いっぱい。腹部が日で透け、オスのセミは音を響かせるために空洞になっていることがよく分かります。

登山道を進み沢の地点まで来るとまだまだ雪が。当日までにはまた融けるものの、押しつぶされた木々や沢の上での踏み抜きなどで進むのは一苦労です。

沢沿いは比較的明るく、林内では見かけないツノハシバミの花を見つけました。雄花が短冊のようにぶら下がり面白いですが、人によっては芋虫のようにも見えるかもしれませんね。

ムラサキヤシオツツジの明るい花はとても目に留まり、行程中咲いている様子が度々見られました。

国見台で休憩中、山頂のパークサービスセンターにカメラを向けると駐車場にはたくさんの車が停まっているのが見えました。反面、こちらの登山道ではすれ違う人もなく聴こえるのはカッコウやツツドリの声。

雪解け水が流れる箇所では出たばかりの小さなミズバショウの花も見られました。春先に咲くミズバショウですが場所を変えて長い期間楽しむことができます。

毛せん峠までの道に出ると景色が開け、風が吹き抜けていきます。この清々しさは稜線に出たという気がして何とも言えない心地です。

イソツツジが咲き、花には多くの虫たちが来ています。当日に向けてさらに花を咲かせてほしいと期待を込めました。

風が当たりにくい箇所に集中して雪が残り、雲と雪、そしてイソツツジの異なる白色が一度に望めます。

登山道に覆いかぶさるように残雪がある箇所も多く、足を滑らせないよう気を付けて進みます。歩きにくい面もありますが雪の上に立つと少しひんやりして心地良くもあります。

空には「ハロ」、「日暈(ひがさ)」と呼ばれる光の輪ができていました。開けた場所で空を見上げるとこうした現象や様々な形の雲が見つけられて楽しいです。

こちらはクロウスゴの花。当初、オオバスノキと混同してしまいました。クロウスゴは花がより膨らんだ壺のような形をして見比べると分かります。持っていた図鑑にはこの種が載っておらず植物の奥深さを思い知りました…。

岩の隙間に生育するイワヒゲ。名前のとおりな種類ですが小さな花で、遠めだとやや分かりづらいかもしれません。

焼山火口は硫黄を含んで青々としています。私には違いが分かりませんでしたが同行した方曰く今日は酸っぱい匂いが強いとのことでした。確かに硫黄の匂いは強く感じました。

長いアップダウンを経て名残峠に到着!筋雲が流れる青空の下でお昼休憩。風が涼しいですが汗冷えしないようには注意したいところです。

イワカガミも当日にはもっと花を咲かせ、岩肌の見えた焼山を鮮やかに彩ってくれることを期待したいです。当日はブナ林から高山帯の植生の変化を雪解けの様子と共に楽しめればと思います。

   さいとう