
夏の花が終わりを迎え、秋に向け木の実や葉の色が変わりつつあります。そんな夏から秋の時期にかけて花を咲かせる、この植物を見たことはありますか?


黄色い目立つ花弁に、写真のように様々なところで群生しているこの花はオオハンゴンソウ。実はこの植物、強い繁殖力を持ち特定外来生物にも指定されている外来種なんです。
本日は電動自転車で国立公園を巡り、このオオハンゴンソウを駆除する「快適サイクリング&外来種駆除大作戦」を開催しました。

一か所目の駆除地点に到着! 主にタイヤに付着した種子が運ばれて発芽するので、林縁部や道路沿いなど探しているとすぐ見つかります。

草取り用のカギカマと掘り起こすためのバールを持っていざ駆除開始! オオハンゴンソウは種子のほか、残った根からも生長するため全体を綺麗さっぱり駆除する必要があります。

背丈ほどもある草木をかき分けたり…

イタドリに囲まれながらの駆除作業。目が慣れてくると視線は次のオオハンゴンソウに無意識に移っていきます。

地表付近を見ると色々な植物が芽を出しています。中にはツタウルシのような害のある植物もあるので注意ですね。ウルシの葉はギザギザしていたりいなかったりと気分屋。

車道を挟んで反対の林にも発見。でもオオハンゴンソウ以外にも混じっているような…?

小さい花が集まっているこちらはハンゴンソウ、在来種です。葉の形は似ていますが花のサイズや数で見分けがつきます。花期に駆除するのが他種と見分けがつきやすく効率的。

屈んで木漏れ日が僅かに入る地表を見ていると、小動物になったかのようにも思えて新鮮。

作業していると1時間があっという間、午前の部が終了! 主張の強い黄色い花弁がすっかりなくなりました。午前中だけで重さにして14.8kgの成果! 駆除したオオハンゴンソウはここから乾燥させて処分します。

移動中、休憩がてら見ていたドロノキ。「あっかんべをしている片目の顔に見える」との感想でよーく見てみると… やや垂れ目の気だるげな表情に長い舌が浮かび上がってきます。
ビジターセンターへ戻ってお昼休憩を挟み、午後の部へ。

午後の作業地点に到着。午前の地点より取りがいのある場所でした。

根が硬くて掘り起こすのが大変だったり、途中で根が切れてしまったりと苦戦しながらも作業を進めます。

屈んでいると一瞬居場所が分からなくなります。日陰が無い所だったので熱中症には気を付けて作業していきましょう。

午後の部はおよそ2時間ほど。皆さん作業に夢中になってこんなに集まりました。

駆除地点の一部を作業前後で見てみましょう。ススキに混じって陣取っていたオオハンゴンソウが…

こんなに綺麗になりました! 目立つ色なだけに無くなると達成感があります。

午後の部ではなんと51.8kgのオオハンゴンソウの駆除に成功! 水分もあるとはいえ、計66.6kgも外来種を駆除できたことをうれしく思います。
国立公園内では駆除の甲斐もあり見かける場所は比較的少なめ。それでも外来種が繁茂している場所は、以前までは八幡平にもとからあった植物が生育していた場所。八幡平を大切に思う気持ちを作業を通してひしひしと感じられたイベントでした。
さいとう





