
吹く風に秋の気配を感じることが多くなってきた大沼周辺。森の緑もうっすら黄色がかってきたように感じられます。自然探勝路を時計回りに歩いてみました。
【開花情報】
| 咲き始め | アキノキリンソウ |
| 見 頃 | エゾオヤマリンドウ、ウメバチソウ、オクトリカブト、アカバナ、サワギキョウ、セリ、ドクゼリ、ゴマナ、ミゾソバ、ハンゴンソウ |
| 終 盤 | ミズギク、タチギボウシ、ヨツバヒヨドリ、イワオトギリ、シロバナトウウチソウ |


湿原のあちこちで、ヨシの間から顔をのぞかせるエゾオヤマリンドウの花が目立ってきました。
天気が良い日は花びらが開いた様子を見ることができます。
中ではどなたかがお食事中?

オクトリカブトも開花しているものが多く見られるようになりました。


初夏の時期に咲いた花々が結実した様子を見るのも楽しいものです。
ニッコウキスゲは小部屋に種がぎっしりと。
タチギボウシも早いものはすでに結実し、重そうに頭を垂れています。

ミゾソバの繁茂する勢いはすさまじく、場所によっては木道を覆うほどです。


展望デッキ周辺に咲くドクゼリの花の中をのぞけば、そのほぼ全てにキアゲハの幼虫が隠れています。
セリ科の花も葉も食べるので、場所によっては花が丸裸。
いや~、それにしてもまあ良く食べたねぇ・・・。大きくなれよ・・・。

あれ?君たちもセリ科好きだっけ・・・?
ヒメジュウジナガカメムシの食草はガガイモ科の類だそうなので、すぐそばに群生しているシロバナカモメヅルから遊びに来たのでしょう。

様式美すら感じる小さなフン。
この上のナナカマドにオオミズアオの幼虫がいた、と他スタッフから教えてもらいました。

そのスタッフが撮影した幼虫の写真がこちら。
いつ見ても外国のお菓子みたいなネオンカラー・・・。
そのくせ、意外と葉の間にいると目立たないのが不思議です。



昼夜の気温変化の影響を受けやすいひらけた場所では、早くも葉の色付きが始まっています。
紅葉の切り込み隊長・ウルシの色付きが他より早いのはいつものこととはいえ、まだ8月ですよ、急がなくても大丈夫ですよー、と声をかけたくなってしまいます。
他にはレンゲツツジやオオバスノキ、クロウスゴなど、ツツジ科の葉の色付きが早い印象を受けました。


大沼を見下ろす高台の遊歩道に入ると、気温がふっと下がった気がします。

歩道上にたくさん落ちていたミズナラの枝先(堅果付き)。
これはおそらく、ハイイロチョッキリの仕業。
堅果の部分に産卵したのち、枝ごと切り落とす特徴があります。

まるで花火のようなウドの果実。



高台から木道に下りれば、再びの花盛り。
夏の花と秋の花が混在してにぎやかです。
ハンゴンソウやアカバナがまだ見られる一方で、ウメバチソウの数も増えてきました。
蕾もたくさんあってこれからが楽しみです。
秋の始まりは意外とカラフルです。
散策しやすい気候になってきますので、羽織ものをお持ちになって大沼におでかけしてみてはいかがでしょうか?
かさい





