
紅葉の見頃と快晴が重なった3連休が終わり、一旦の落ち着きを見せる大沼。週明けに天気が崩れたことで落葉が進み、林には枝や幹の姿が目立ってきました。
この日も陽は差していたものの朝の気温は9℃。風もあり乾いた冷たさが冬の気配を感じさせます。
【開花情報】
| 見 頃 | |
| 終 盤 | シロバナトウウチソウ |


ブナの上部の葉が落ちて、待ってましたとばかりに隠れていた姿を現したヤドリギ。赤い実がたくさん生っているのが見えます。

北側の散策路は、ブナやミズナラが頭上を覆っているために紅葉がゆっくり。ホツツジの紅葉も下部はまだ緑色でくっきり分かれていました。

パッチワークのように赤と緑が混ざり合うハウチワカエデ。赤と緑は補色の関係にあるので、実際に見ると互いの色がより際立って映ります。

大沼の常連とも言えるアオサギ。林の中から見ていてもしっかりこちらに気づいて首を上げていました。野生の勘…というわけでなくレンズの反射に気づいたのでしょう。

黄葉したブナも段々と飴色に変わってきています。見頃を迎えてからは早いもので、あと2、3日もつかといったところ。


「ガァ、ガァ」 とカラスのような声に続いて飛翔したホシガラス。生憎の角度でお尻から1枚。オオシラビソの多い山頂から徐々に標高を下げてきているのか、大沼でもよく声が聴こえてきます。

風で舞い上がった葉が綺麗で写真を撮りましたが、静止画ではどうしても魅力が伝わらず悔しい…。良く晴れた風のない日も紅葉は美しいですが、風の吹く中での散策も乙なものです。

木道沿いのナナカマドにクマの爪痕がありました。目線より上にも残っていましたが、枝が折られたり実を食べた様子はなくどうやらお気に召さなかったようです。

林の中は地面を埋め尽くさんばかりの落ち葉で溢れています。ヤブの見通しが良くなった反面、冷たい隙間風が抜けていきどこか侘しくもあります。

コシアブラの葉は黄色くなるものもあれば、色がただ抜け落ちて透明になるものも。抜け殻のような生気が無くなった見た目をしてしますが、周りの色づいた木々とのアクセントにもなっています。


ブナの落ち葉で絨毯ができ、紅葉もピークを過ぎて終わりへ向かってきています。例年、大沼周辺では10月の中旬を過ぎると初雪が降ります。
また、翌日の10月16日17:00からは「秋田県側ふけの湯ゲート~山頂見返峠~岩手側御在所ゲート」の間で夜間通行止めが始まり、8:30~17:00の時間帯のみ通行が可能となります。
八幡平の冬はすぐそこまで来ています。春から秋を生き抜いた草木たちの集大成とも呼べる紅葉。堪能した日には、ぜひ「お疲れさまでした」 と声を掛けてあげてください。
さいとう





