大沼後生掛地区のツキノワグマ出没状況を把握するためのパトロールを行っています。今年は大沼自然探勝路周辺に8機の自動撮影カメラを設置しています。8月8 日、10日、13日の巡回時に回収した自動撮影装置に計20回クマが写っていました。撮影回数が7月下旬のピーク時と比較するとだいぶ少なくなっています。撮影回数が減っているのは、食料となるミズバショウの実が湿原にほぼなくなったためと考えられます。
クマが写っている時間帯は夕方や早朝の時間帯が多いです。今回の巡回時にはアリの巣を掘り返した痕、を確認しました。散策の際はクマ鈴を携行したり、手をたたくなど音を出して、人の接近をクマにきづかせて“クマとのいきなり遭遇”のリスクを軽減しましょう。
※クマをはじめとする野生動物に対する「餌付け」は、野生動物本来の生態を乱す行為です。自然公園法でも禁止されています。また餌付けにつながる「ごみの投棄」をしないようお願いいたします。


カメラ⑧ 16時27分。夕方泥火山付近に現れたツキノワグマ。

朽ち木を掘り返した痕。朽ち木に巣を作るアリはクマにとって夏場の貴重な食糧になっています。

ミズバショウの湿地は葉が踏み倒され、実の姿が全く見えなくなり、それとともにクマの出没が減少している印象です。
カメラ④。雨でぬれた木道を歩くツキノワグマ。ミズバショウの湿地にはもう興味がないようです。
カメラ②。雨の「山の日」に木道に現れた若いツキノワグマ。





