連休も過ぎ、今年も残すところなんと100日を切りました。刻々と紅葉の時期を待つ中、静けさと秋の空気漂う大沼を巡ってきました。

【開花情報】

見 頃アキノキリンソウ、エゾオヤマリンドウ、ウメバチソウ、セリ、ドクゼリ、ゴマナ
終 盤アキノウナギツカミ、オクトリカブト、シロバナトウウチソウ、ハンゴンソウ、ミゾソバ

木道を歩いていると紅と緑の対照的な光景を見ることができます。個人的な紅葉本番を迎える前の楽しみの1つで、この時期が好きだったりします。

花の残る箇所を探して飛び回るハナアブの姿が。見られる花を探して周る自分と重ねてどこか親近感が湧きます。

ウメバチソウはまだまだ元気な姿を見せてくれています。開花数のピークは過ぎましたが見頃は続きます。

一部色が変わったハウチワカエデ。他の葉の陰になっていたのでしょうか、葉脈を境目にくっきりと色が分かれています。こうした色の変異を見て楽しむのもおススメです。

対岸側で見つけたツルリンドウの実。開花した様子も見ていましたが、実が付くと思いのほか花が咲いていたことに驚かされます。

落ち葉が木道上でも見られるようになりました。風に流されたり踏んだ時の「カサカサ」 と乾いた音を聴きながら歩くのも秋の良い所。ただ雨が降ったあとには滑りやすくなっているので注意しましょう。

ミズナラも所により緑色ではなくなっています。色が変わっても赤ではない葉は、「黄葉」、「褐葉」 とそれぞれ呼び名が変わってきます。

木道にて見かけたひと際大きいバッタ。5cmほどもあるトノサマバッタでした。よくイメージする緑色ではなく黒色なのは、棲む環境などで体色が変化するからなのだとか。

木道は陽が当たり暖かいので、よくトンボ達が休んでいます。大抵は近づけば飛んでいきますが、中には近づいても、跨いでも微動だにしない個体も。逃げるだろうと高を括っているとうっかり踏んでしまいそう。

おそらく大沼で最後の一株となったタチギボウシの花。夏の間に大沼の主役となっていたタチギボウシも見納めとなりそうです。

オクトリカブトの花も徐々に少なくなっている印象を受けます。咲いている様子を見ようとカメラを近づけると先客がいました。翅とお尻だけが見えています。

遠目からは落ち葉にも見えましたが、近づいてみるとオビガの雌雄。お互い後ろ向きで交接しているところでした。

日に日に涼しくなり、八幡平山頂では草紅葉が見頃となっています。この先標高の高い場所から紅葉が見頃を迎え、皆さんを楽しませてくれることでしょう。

アスピーテラインを走りながら紅葉の具合を見比べるなども面白いかもしれません。その日ごとの景色、生きものの変化をぜひ見に来てはいかがでしょうか。

     さいとう