コロナ対策で外出を自粛されている皆様へ、雪解けが進んだ大沼の様子をお届けします。

今日の大沼は、風が冷たく青空を大きな雲がゆっくりと流れています。

湿原の入口の標柱は、すっかり姿を現し、湿原も一部を除いてほとんどが姿を現しました。

湿原をホオジロが歩いていました。

木道を冷たい雪解け水が流れ、滑りやすくなっています。

油断していると転んでしまいそう。


木道脇にはコバイケイソウがどんどん芽を出し始めています。

ミズバショウも近くで見られるようになりました。

キクザキイチゲはお日様が照り始めると花を開き始めます。

エゾノリュウキンカも日差しを跳ね返して眩しく見えます。

こうして見ると、まだまだ殺風景にも思えますが、植物たちは着々とその営みを進めています。

ナナカマドも開花への準備を進めています。

キャンプ場への道。

奥には雪がまだ残っています。

南側の湿原も露わになり、池塘も見えています。

池塘に白い雲が映し出されています。

雪に押しつぶされるようにして冬を越したイソツツジたちが起き上がり始めています。

レンゲツツジの蕾は、まだ固いまま…

もう少しでミネザクラが咲きそうです。

沼尻の橋の様子。

この周辺は、まだまだ雪が多く残っています。

どうしても撮ってしまう一枚。

残雪と青空とダケカンバ。

この取り合わせは良いものです。

もう少しで見られなくなりますけどね。

西側の湿原はほぼ姿を現したのですが、木道のある場所は立ち木が覆い被さって非常に歩きにくい…

というか、歩けない状態です。

歩けるようになるまでは、もう少しかかりそうです。

大沼を挟んで望むビジターセンター。

水面をカルガモがのんびりと泳いでいます。

ブナ林の雪解けも進みました。

クマいないなぁ…

ハウチワカエデが芽吹き始めました。

ブタさんの脚みたい。

ぶいっ!

北側のブナ林に入っていきます。

クロモジの蕾が地味~に膨らんできました。

コヨウラクツツジが開花を迎えていました。

小さくて可愛らしい花を風に揺らせています。

タムシバの開花はもう少し?

オオカメノキも蕾がだいぶ膨らんでいます。

再び湿原に出ると、木道を挟んでミズバショウやエゾノリュウキンカが花盛りです。

コバイケイソウの葉の緑も鮮やかですね。

展望デッキへ向かう木道脇には、ミズバショウが綺麗に並んで顔を出してきました。

湿原を横断する木道脇も、もうすぐ緑が増えていくでしょう。

と、今回はここまで大沼を一回りしてみましたが、枯れ葉色の湿原が広がる中でも、山の季節は歩みを止めることなく進んでいます。

もう少し、もう少し…

もう少しがいっぱいの大沼です。

緑と美しい花々で彩られるのが、今から楽しみです。

                 くどう