昨日、八幡平にて盗掘防止パトロールが行われ、山頂周辺散策路を巡回してきました。残雪は、樹林帯の一部に残るのみとなりました。

【開花状況】

八幡沼湿原石畳歩道沿い
咲き始めワタスゲ、ショウジョウバカマ、チングルマショウジョウバカマ、コミヤマカタバミ、イワナシ、サンカヨウ、キヌガサソウ、シラネアオイ、ゴゼンタチバナ、コヨウラクツツジ、ベニバナイチゴ、ミヤマキンポウゲ、マイヅルソウ、オオバキスミレ
見  頃ワタスゲ、ミズバショウ、ヒナザクラショウジョウバカマ、ミヤマスミレ、ミツバオウレン、コミヤマカタバミ、ミネザクラ、ハクサンチドリ
終  盤ミズバショウアキタブキ(フキノトウ)

頂上入口の看板がある登山口から入って最初の分岐(鏡沼分岐)を左に進むと八幡平で注目度ナンバーワンの鏡沼(ドラゴンアイ)に着きます。現在は少し関心が薄れたようですが、まだ雪はたくさんあり、いまだ変化真っ最中です。鏡沼までの道には一か所残雪がありますが、平坦で距離も短いためゆっくり歩けば問題なく通れます。

石畳みの歩道沿いでは現在、シラネアオイが涼しげに所々で咲いています。

メガネ沼の下部と上部。上部はまだ白濁していますね。

雪解けしたばかりのメガネ沼~山頂、山頂~ガマ沼・八幡沼展望台間の石畳歩道ではショウジョウバカマがまとまって咲いていたり、ミネザクラが近くで見られます。

紫や白の花に加えてミヤマキンポウゲやオオバキスミレといった黄色の花も咲き始めています。

先週に引き続き、サンカヨウやキヌガサソウも咲いています。

一方、ガマ沼・八幡沼展望台から八幡沼湿原の北側ではヒナザクラが花盛りになっています。

前回の巡回(14日)には残っていたガマ沼・八幡沼展望台~陵雲荘間の雪は解けています。

雪解け水に目を凝らしてみると・・・ヤマアカガエルのオタマジャクシの姿が!元気いっぱい育ってほしいです。

湿原の南側ではチングルマが咲き始めています。ワタスゲが白くフワフワしてくるまでにはもう少しかかりそうです。

池塘に青空が映り込んで美しい・・・
またまた水の中を覗き込んでみると・・・ヤマアカガエルの卵塊を発見!!ようやく暖かくなって生きものたちも命を繋いでいるんですね。

周回路の中でまとまった残雪があるのはここだけ、八幡沼から稜線の展望台へ向かう木道上のみとなりました。写真のように木道に雪が被っているところが3か所ほどあります。斜面なので滑らないように気をつけて歩いてください。八幡沼からまわる方は下りになりますので、特にご注意を!

木道を登り切り、石畳の歩道になると展望が開け、歩道沿いにはハクサンチドリがたくさん咲いています。

いい天気の日は展望も最高です。

休憩するには絶好の場所ですね。あとは、登山口に向かって下って行きましょう。