本日20日朝のドラゴンアイの様子です。前回(16日)写真手前に雪層の割れ目ができ、鏡沼の水面が見え始めていましたが、その割れ目が写真右側まで広がり、雪層の断面が見えていました。鏡沼の水位の上昇とともに中央部の雪層はじわじわと持ち上がっているようです。朝陽に照らされて雪解けが進んでいるのか、雪層の表面からは水蒸気が立ち上っていました。
 雪層の浮上にともない、中央の瞳の部分は水のしみ出しが前回(16日)より目立たなくなっていました。最終的に中央部が貫通し沼の水面が現れる「開眼」の完成形に向け、ゆっくりとですが、確実に雪解けは進んでいます。
 ドラゴンアイまでの散策路は残雪区間は残り5mほどになりました。ドラゴンアイまでの散策でしたら、スニーカーなど普通の靴で往復可能です。散策路沿いでは小さなキヌガサソウやシラネアオイが咲き、ドラゴンアイの周囲ではカッコウやモリアオガエルの声が響いてきます。生きもの達の活動が賑やかになってきました。

雪層の割れ目は南側まで広がり、隆起した雪層の断面が見えています。雪層の割れ目付近から水蒸気が立ち上っていました。

雪層の割れ目から鏡沼の水面が見え始めています。沼岸の残雪がまだ水面下にあり水面の色は淡い緑色です。

雪層中央の瞳の部分。うっすらと溜まった水面に雪解けの気泡が浮かんでいるのが見えます。