日に日に緑が濃くなっていく大沼周辺です。煩かったセミの鳴き声も雨の日は一休みのようで静かな時間が過ぎていきます。梅雨明けが待ち遠しいこの頃です。

【開花情報】

咲き始めクロバナロウゲ、イワオトギリ、ツルコケモモ
ガクウラジロヨウラク、ギンリョウソウ
見 頃イソツツジ、ハクサンシャクナゲ、ニッコウキスゲ
コウホネ、ツマトリソウ、
終 盤レンゲツツジ、コバイケイソウ、イワカガミ、
マイヅルソウ、ハクサンチドリ

ニッコウキスゲが見頃を迎えています。

クロバナロウゲが、咲き始めていました。漢字で書くと黒花狼牙、バラ科クロバナロウゲ属に属する多年草です。クロバナと名がついていますが、どちらかと言うと濃い紫色をしています。

ツマトリソウが可憐な花を咲かせています。

コウホネ(河骨)、名前の由来は泥中を這う白い地下茎が骨のように見えるとされています。

イワオトギリが花を咲かせていました。オトギリソウの高山型とされています。昔から薬草として使われていて、タカノキズグスリ、チドメグサの異名があります。

オトシブミと言う昆虫がミズナラの葉に揺籃(ようらん)を作っていました。葉にかみ傷を作って円柱状に巻き込み、中に卵を一個うみ付けます。

ユウレイタケの異名を持つギンリョウソウ(銀竜草)、白いキノコのようなイメージを持ちますが、実は植物で光合成をやめたために、全身真っ白なのです。鱗片状に退化した白い葉を銀色に輝く竜の鱗とみて、姿全体を昇り竜に見立て、この名前が付きました。

      ふるや