ここ大沼では、連日エゾハルゼミの大合唱でにぎわっています。それに負けじとカッコウやウグイスなどの野鳥たちも声を張り上げるように鳴いています。

【開花情報】

咲き始めマイヅルソウ、ハクサンチドリ
見 頃レンゲツツジ、コバイケイソウ
タテヤマリンドウ、ウワミズザクラ
終 盤エゾノリュウキンカ、ショウジョウバカマ、
ミツガシワ

初夏を代表するようなコバイケイソウとレンゲツツジが競うように咲いています。

ハクサンチドリが咲き始めていました。漢字で書くと白山千鳥、白山に多いこと、花の付き方が千鳥の飛ぶ姿に似ていることから名付けられたとされています。

ブナの葉を食べて成長する、ブナアオシャチホコガの幼虫が早くもブナの木を這っていました。今年は大量発生するのでしょうか?

後生掛自然研究路から見える畚岳です。少しですがまだ残雪を抱いています。秋田と岩手の県境に位置し、秋田と岩手では見え方が違います。

イソツツジの読みは「イソ」であるが、海岸の磯に生えているわけではありません。和名は「エゾ(蝦夷)ツツジ」が誤って、または転訛して「イソツツジ」と伝えられたとされています。エゾツツジの東北訛りだともいわれています。

食虫植物でもあるモウセンゴケが水滴をまとい日を浴びていました。コケと名がついていますが、種子植物です。日当たりのよい場所に育つものでは、粘毛が赤く色づき、一面に生育している場所では毛氈を敷いたように見えることから、毛氈苔(モウセンゴケ)の名があります。

    ふるや