視界30mの濃霧の中、山頂八幡沼を巡回してきました。濃霧で湖沼群の雪解けの様子がほとんど見えなかったので、天気が良かった15日の写真も交えて八幡平山頂部の今の状況をお伝えします。

雪解けが進み、石畳歩道がところどころ見え始めました。雪がとけた歩道沿いではいち早く花々も咲き始めています。
【開花状況】
咲き始めヒメイチゲ、ショウジョウバカマ
見頃アキタブキ(フキノトウ)
終盤ガンコウラン
深い霧の中ですが、ドラゴンアイを見に多くの方が訪れていました。
霧の中のドラゴンアイ(鏡沼)。手前からはかろうじて見えましたが、少し上の見下ろす位置からは霧が深すぎてシルエットが見えなかったです。
メガネ沼(ドラゴンの涙)は霧で全く見えず・・・(写真は15日の写真です。翡翠色の水面が広がってきていました。)
竹竿とピンクテープを目印に山頂を目指します。
八幡平山頂展望台。 何かが足りないような・・・
 山頂展望台についていた冬期指導標300番が落下していました。この300番の支柱は9年前に建てられたものです。これまで厳冬期も含めて多くの登山者の目印になってきましたが、厳しい気象条件に耐えかねてとうとう折れてしまったようです。新しい支柱を準備するまで少し時間が掛かると思いますので、残雪期の散策の目印にしている方はご注意ください。
ガマ沼も霧で見えず・・・(写真は15日の写真です。だいぶ雪解けが進んでいます。)
ガマ沼展望台。深い霧で遠くの景色は全く見えません・・・
ガマ沼、八幡沼の展望台がある辺りは毎年雪解けが早い場所で、石畳歩道がすでに見え始めています。歩道沿いではショウジョウバカマが咲き始めていました。
八幡沼。(これも15日の写真です… 水がしみてきて沼の輪郭が見え始めています。雪解けが進み青みが出てくるとより美しい景色が広がります。)
陵雲莊のトイレを清掃後、源太分かれ方面へ。八幡沼の周りの湿原は一本先の竹竿が視認しづらいコンディション。濃霧の日は竹竿を見失わないよう注意が必要です。源太森の看板は雪がとけてだいぶ出てきました。
ぐるっと回って、見返峠駐車場に戻ってきました。登山口付近の道沿いでは、ヒメイチゲが咲き始めています。とても小さい花です。探してみてください。