お盆が過ぎたばかりですが何処となく秋の気配が漂い始めた8月18日、「快適サイクリング&「曽利ノ滝」滝つぼトレッキング」の下見を行いました。
秋の気配が…とは言うものの、日中は蒸し暑く感じられる中での下見です。

E-MTBにまたがってビジターセンターを出発して直ぐ、道路上にツキノワグマのフンを見つけました。
ここでスルーする筈もなく、自転車を降りてフンの観察。
早くも?ブナの実の皮も混じっていましたが、中身はほとんどミズキの種でした。
ミズキの実は果肉も少ないけど美味しいのかなあ…

下りは快適そのもの。
グングンスピードが上がって、カメラの前を一瞬に通り過ぎて行きます。
ブレーキを握りしめながら、全身に風を受けて走る木漏れ日のアスピーテラインは心地好さ抜群。

登りに入っても電動アシストののお陰でスイスイ。
目指せ曽利ノ滝!
ペダルを漕ぐ足に力が入り…
いや、そんなに力は要らないな、なんたって電動アシスト付だから!

途中で見付けたフクラスズメ(蛾)の幼虫にネジバナ。
長い距離も、何か見つけたら観察しながら進めるのも自転車の良いところ。

曽利ノ滝入り口に。
ここからは徒歩で滝を目指します。
足元に咲く可愛らしい花は赤花のゲンノショウコ。

暑さを増幅させる声の持ち主コエゾゼミの抜け殻や、ニホンカモシカのフンも見付けました。

コメツガの木に残されたツキノワグマの皮剥ぎの跡を見ながら急斜面を一歩ずつゆっくりと。

辿り着いた曽利ノ滝は落差15mの直瀑。
周囲で鳴くセミたちの声をかき消す水音が轟々と響きます。

足を入れると、暑さに火照った体には冷たすぎる程の水と、ひんやりとした空気が漂う空間に、時間を忘れてしまいそうになる一時でした。

往復で自転車19km+散策1kmの行程ですが、歩くと大変な距離も自転車でラクラク。
自動車で走ったら見落としてしまうものを観察しながらの楽ちんサイクリングで、イベント当日はどんなものが見られるか楽しみです。
もちろん、名瀑の圧巻の光景も参加者の皆さんと満喫出来たらと思っています。
楽しみだなぁー。

     くどう