天気予報は連日の雪マーク、今シーズン初めての後生掛はどんな雪景色になっているのでしょう・・・
秋田八幡平スキー場の本日の積雪は110㎝だとか、この後生掛の駐車場の雪壁もずいぶん高くなりました。
アプローチはこの水路脇、ちょっと狭いのでよそ見をしないで通らないといけませんね~。
見慣れた自然研究路の入り口付近の湿原。吹き溜まりで雪面がデコボコしています。
改修工事中の後生掛温泉本館越しにクレーンのアームが見えています。空はうっすらと青空、風もなく、寒さも感じません。雪はずっと膝の上下、吹き溜まりだと腰ぐらいまで沈むところもあります。
オナメモトメ付近は地熱があるため厳冬期でも歩道が見えています。
雪たちもね~、どうして一面に積もらないのでしょうね。地熱が原因とはわかりますが雪の積もった面積は面から点まで。わずかばかりの温度の差がこんな景色を作っています。この几帳面さ、律儀さに恐れ入ってしまいます。
ここにも。そんな狭くて窮屈な所にへばりついていないで、下に落ちたら楽なのに!と声を掛けたくなります。
本当に律儀な後生掛のパウダースノーさんたちです。足元に注意の標識も本日現在”足”としか読めません。この辺りは吹き溜まりです。
本日の積雪深、膝から腰。私たちの前に道はありません。でも、緩く左にカーブして緩く右のほうに登っていくコースが何となくわかります。
大湯沼の東屋が見えてきました。景色はいつの間にかどんよりした雪空になってしまいました。さっきまで見えていた国見台が隠れてしまいそうです。
これこれ、雪が積もるところとそうでないところ。地面は一帯に地熱があるにしてもその上の小石などが熱をさえぎってくれるのでしょうか。雪が面ではなく、点で積っています。
大湯沼はいつものように迎えてくれましたが、手前付近のボコボコと活発だった泥火山が少々おとなし気に感じます。
大湯沼を見るのはこの場所に限る。訪れる人がいなくなっても濛々と湯気を上げ、西側の泥火山は変わりなく、盛大な音とともに泥と火山ガスを噴き上げています。
戻りの行程にはダイナミックな火山景観はありませんが、今年の後生掛の森にはミズナラに架かるクマ棚が一杯見えました。今年はブナの実が大凶作、ドングリも豊作ではなかったようでエサ探しに困ったクマが架けたクマ棚がここから続いていました。名付けて”クマ棚通り”彼らは今どうしているのでしょう。少し案じてしまいます。
ちょっとクールダウン、フリースを着ていつも暖かそうなタムシバの冬芽。すべての冬芽の中でやっぱりこれが一番暖かそうです。
こちらはオオカメノキ。「暖かさではタムシバにかないませんが、僕たちは元気!」。ヒトが何を言おうと、僕たちはこの格好で毎年冬を越しているんだから・・・とでも言われそうです。
にわかに積もった雪は文句なし、ふっかふかのパウダースノー。天気予報は毎日雪のマーク。日々景色は変わっていくでしょうが、当日の雪は膝でしょうか、腰でしょうか。楽しみですけど、できれば寒くなく、積雪はほどほどで何よりも青空がいいな~
あべ