2月21日(日)秋田八幡平スキー場は前日からの雪が止みましたが空は暗いままの中、27日(土)開催の「登山者の聖地・樹氷原を歩こう」の下見に行ってきました。
秋田八幡平スキー場、山毛森の山頂付近は雲に霞んでいます。
周囲のブナの枝先に雪が着雪してないことから、風が強かったと想像できます。
これは、山毛森山頂付近の霧氷に期待が持てます。
予想通り、見事な霧氷が出迎えてくれました。
アスピーテラインの蒸ノ湯休憩所の道路看板はご覧の通り。
容易に手が届く高さに。
周囲の木々は白く輝く霧氷に包まれています。
時折厚い雲の間から冬の日が差します。
オオシラビソの葉も凍り付いて、エビの尻尾が出来てきています。
同じように見えますが、少しずつ標高が上がるにつれて、エビの尻尾の様子に変化が見えてきます。
少しずつ大きく、しっかりとしてきました。
白く着飾った木々の間をくぐり抜けながらのぼりましょう。
頭上を見上げると、徐々に雲が近くなってきています。
どこからが雲なのかが解らないけど…
標高が上がるにつれて、どんどん成長するエビの尻尾。
風も、どんどん強くなっていきます。
風に霧が流されると、凍り付いたオオシラビソたちが立ち並びます。
まだまだ痩せこけていますが、この瞬間も樹氷へと変化し続けています。
だいぶ立派に成長しました。
濃い霧と強い風で、あまり視界が利かない中でも迫力を感じ取る事が出来ます。
そしてホワイトアウト…
まあ、こんなものでしょ。
八幡平の冬の洗礼に、一人でこっそりと帰ろうか…と企んでしまうくどーさんでした。
強風によって叩きつける霧が瞬時に凍り付いていきます。
このままでは、くどーさんが樹氷になってしまいそうです…
前方が霞む中、樹氷の間を進むと八幡平山頂に立てられた300番の道標が見えてきました。
こんなお天気でも、ハッキリと見えています。
判らないって?
ほら、あったでしょ。
こちらも凍り付いていますが、山頂の道標に間違いありません。
八幡沼の畔に建つ凌雲荘に到着です。
もう、レンズが凍り付いてカメラを出すのも大変…
凌雲荘の周りのオオシラビソたちは、少し痩せたモンスター。
まあ、彼らが襲ってくることはないので小屋に入ってお昼です。
お昼を済ませたら、強風吹きすさむ中を帰路につきます。
お気を付けて~。
今回の下見は少々天候に難がありましたが、確実に成長を続ける樹氷たちを確認することが出来ました。
長い行程なだけに、イベント当日は好天に恵まれることを願っています。
オオシラビソの植生密度日本一といわれる樹氷原を見られると良いですね。
くどう