強風は残りつつも前日の雨からの天気の回復を見て、26日巡回してきました。今月20日過ぎ頃から出勤すると気温が一桁という日も出てきて、草木の色付きが少し加速したような印象でした。現在の散策路沿いの様子をご紹介します。
八幡沼湿原 | 石畳歩道沿い | |
咲き始め | ||
見 頃 | ハンゴンソウ、ノコンギク | |
終 盤 | エゾオヤマリンドウ | エゾオヤマリンドウ、トリカブト |

登山口である頂上入口から入って最初の分岐を左に進むと最初に見られる鏡沼。ミネカエデを中心とする黄色味が増し、赤は弱いですが、沼の周囲の紅葉が進んでいる印象でした。

鏡沼全景

メガネ沼。前回14日には沼の周りを彩っていたイワイチョウの黄色の葉はピークを過ぎた様子


鏡沼から山頂までの歩道沿いの花はほぼ終わり、マイヅルソウの赤い実が目につきました。



八幡平山頂からの景色はなだらかな山容とオオシラビソの密度を改めて感じさせ、オオシラビソの奥に草紅葉が見えました。

山頂~ガマ沼・八幡沼展望台の歩道沿いにある湿地を覗けば水面にネバリノギランのオレンジ色に色付いた葉が…。

八幡沼展望

陵雲荘を経由して、八幡沼湿原へ。石畳の歩道から木道に変わる。ミネザクラの色付いたオレンジの葉と八幡沼湿原の草紅葉

八幡沼湿原の草紅葉と池塘。今が見頃でしょう。

八幡沼湿原の草紅葉をよくよく見てみると・・・チングルマの真っ赤になった葉も見られます。チングルマは群落で(まとまって)咲くため、赤い絨毯のようですね。


木道から再び石畳の歩道に変わり、進行方向左側の展望が開けてきます。アスピーテラインを眼下に望む展望台からの風景も色合いが変わってきているのが見てとれます。

トリカブトは一部実になっていました。まだ咲いている花もありますが、終盤です。

その他、エゾオヤマリンドウもだいぶ数が減り、ピークは過ぎています。
これからは晴れても風や空気が冷たい時期に入っていきます。脱ぎ着しやすい服装で日々深まっていく秋の八幡平の風景をお楽しみください。