ブナ林に囲まれた八幡平ビジターセンターでは森、湿原、草地、水に住む様々な昆虫たちが暮らしています。
一体、どれだけの昆虫が暮らしているのか…
という事で、夏休みを迎えた子供たちの力を借りて、ビジターセンター周辺の昆虫を調査してみる事になりました。

先ずは夕暮れ間近の大沼へ。
湿原の草の中に隠れて夜を越すもの、夜に向けて動き出すものを探します。
何か見つかったかな?
…残念ながら、湿原では昆虫を捕らえることは出来ませんでした。

辺りが真っ暗になってライトトラップに昆虫が集まるまでの間、どんな昆虫が集まるのか少しだけ勉強。

いよいよライトトラップに集まる昆虫を観察。
どんな昆虫がいるのかな?

まず目に入ったのがアオツノカメムシ。
キラキラと輝く緑色のカメムシです。

どんどん集まって来る昆虫たちの様子をじっくりと観察中。

どんどん蛾が集まってきました。

スクリーンだけではなく、ライトに直接寄ってきた蛾をゲット!

集まった蛾をじっくりと眺めたり、不意に体に止まられて硬直したり…

大きな蛾を捕まえて、はしゃいだりと大騒ぎ。

気になった昆虫を観察して調査票を記入しましょう。

めっちゃ真剣…

同じものを描いても個性が現れて面白い…

蛾以外の昆虫も色々と観察出来ました。

今回のイベントでは主に蛾でしたが、ライトトラップに集まる沢山の昆虫を見ることが出来ました。
それでも、ビジターセンターを囲むブナ林に住む昆虫のほんの一部です。
捕まえた昆虫の名前や生態を調べたりすることで、その場所がどんな環境かもわかってきます。
皆さんの家の周りにはどんな昆虫が暮らしているのでしょうか?
ライトトラップの様な大きな仕掛けはなくとも、家の周りで見られる昆虫の事を調べてみてはいかがでしょう。
ただ、危険な昆虫も存在するので気を付けてね。

     くどう