八幡平山頂部は雪解けとともに、石畳の歩道や木道がほぼ姿を現しました。残雪区間は全体の1~2割程度です。残雪区間は滑りやすく、木道区間では踏み抜きなどの危険もあります。雪どけ水の流れでぬかるんでいたりもするので、ぐるっと一周散策の場合は長靴やトレッキングシューズがおすすめです。

中央部の瞳が開き、終盤を迎えたドラゴンアイ。来訪者のピークは過ぎましたが、残雪が作り出す造形と色はまだ楽しめます。
ショウジョウバカマやイワナシ、ミネザクラ石畳歩道沿いではピンク色の花が目立っています。ヒメウスノキ、コヨウラクツツジ、クロウスゴなどのツツジの花も咲き始めていました。
ところどころに残る残雪を踏みながら八幡沼方面へ。
 八幡沼の周りの湿原では枯草色の中に若葉の緑が目立ってきました。湿原のいたるところでヒナザクラが開き始め、コバイケイソウの新芽がニョキニョキ出始めています。

ミズバショウは大小さまざまなサイズで咲いていて今見頃です。ぜひ春の香りを感じに八幡平散策にお越しください。

ヒナザクラ
空が近くに感じられる八幡沼南側からの景色
八幡沼南側木道の残雪区間も残りわずかになってきました。
ウスバスミレ
見返峠駐車場東側に残る残雪斜面であそぶスノーボーダーの姿が見えました。