10月6日、朝は八幡平山頂付近が薄っすらと雪化粧し、大沼も気温が一桁台となりました。
日々色濃く変化していく大沼の紅葉の様子をお知らせします。

あまり変化が見られないようにも感じますが、周辺のブナの色付きが進んでいます。
林の中から見上げると、その様子がわかります。

クロモジの葉が黄色くなってきました。

日に透かされたオオカメノキ。

大沼の西側では灌木類の色付きが間もなくピークを迎えつつあります。

キタゴヨウやオオシラビソも不要になった葉を黄葉させています。
オオシラビソは球果が崩れて種を散布し始めています。

赤はレンゲツツジにナナカマド、ハウチワカエデ。
ダケカンバも黄色くなってきました。
湿原の草紅葉も良い感じです。

賑やかな囀りと共に姿を現したのはエナガ。

ナナカマドの実も赤味を増し、ゴマナの綿毛が日差しに輝きます。

同じ樹種でも場所が違えば色付き具合が違ってきます。
例年であれば、紅葉のピークを10月10日とお伝えしていますが、あと5日でどれ程色付きが進むかはお天気次第。
今年は少しゆっくりと紅葉を楽しめそうな気もしないではないですが…
とにかく、錦秋の大沼となる事を期待しています。

     くどう