9月29日、秋の深まりを感じる今日この頃、だんだんと紅葉に関するお問い合わせが増えてまいりましたので、大沼紅葉情報をお届けしたいと思います。
大沼とその湿原を取り囲むブナ林は、だいぶ黄色味を帯びて見えるようになり、湿原の灌木類の色付きも進んでいます。
いち早く色付いたヤマウルシの鮮やかさが目につきます。
大沼西側の湿原ではヌマガヤなどの草紅葉が進み、秋の日差しを受けて黄金色に輝き始めています。
場所によって多少の差がありますが、ミネカエデが黄色くなり、ハウチワカエデも赤くなり始めています。
他にもカエデの仲間はありますが、大沼ではこの二つを覚えておけば大丈夫。
先に黄色く色付くのがミネカエデ、ミネカエデに少し遅れて赤く色付くのがハウチワカエデです。
開けた場所では昼夜の寒暖差が大きくなるので灌木類の色付きも進んでいます。
常緑のハイイヌツゲに混じって赤くなってきているのはレンゲツツジ。
他にも少し背の高いナナカマドも色付いています。
ナナカマドは綺麗に色づいた実の見られる場所もあります。
草紅葉と灌木類の紅葉が目に眩しいほどです。
大沼の紅葉はこれからピークに向かっていきます。
どんどんブナが黄色くなり、レンゲツツジやオオカメノキなどの灌木類も色濃く変化していくことでしょう。
また、見る角度や光の加減でも違って見えてくるのも面白いところなので、是非とも複数回足を運んで頂きたいと思います。