

昨夜からの強風で落葉が進み晩秋から冬へと向かう大沼周辺です。近年は地球温暖化の影響か色づきが年々遅くなっている様に思われます。

ナナカマドの実を見つけました。今年は実をつける木々が少なく熊を始め森の動物たちは食べ物を見つけて、冬を越さなくてはいけません。

遅れて色づくホツツジ。ツツジの仲間では一番開花が遅かった分、色づきも遅くこれから見頃を迎えるでしょう。

落ち葉筏と沼面に映る木々たち。

ガマ(蒲)の穂、ガマ科ガマ属の多年草で別名ミズクサともいい、古くはカマとも呼ばれていました。昔から若葉は食用、花粉は傷薬、葉や茎はむしろやすだれの材料として使われてきました。もう少しすると綿クズのような種を強風に乗せて飛ばします。

オオウバユリが子孫を残そうと種を飛ばす準備をしていました。

イオウゴケはハナゴケ科ハナゴケ属の植物で地衣類の仲間です。漢字で書くと「硫黄苔」、温泉地や火山地帯など硫黄分が噴出している場所に分布することからイオウゴケと名前がついたそうです。

ビジターセンター裏側の泥火山の上に落ち葉が・・・。この時期にだけ見ることが出来ます。

一か月前は緑色だった森の景色が変化し、落葉が進み木肌が目立つようになってきました。紅葉も終盤を迎え寒気の流入とともに北風が吹けば一気に冬に向かいます。雪が降れば厳冬の世界、白一色の世界へと様変わりします。
ふるや





