5日の午後、霧がかかりはじめ午前中見えていた山並みが見えなくなっていくなか、山頂散策路を巡回してきました。

 石畳歩道沿いなど樹林帯の紅葉は、オオシラビソやササの緑のなかに灌木類(オオカメノキ、ミネザクラ、ウラジロナナカマド、ミネカエデ)が鮮やかです。ただ灌木類の紅葉は少しピークを過ぎつつあり、落葉している木も目立ってきています。

ミネカエデ

オオカメノキ

ウラジロナナカマド

ミヤマホツツジ。亜高山帯に生育する小低木です。

 八幡沼湿原の草紅葉はまだ見頃が続いています。草紅葉は全体としてはオレンジ色ですが、少し色が薄くなったヌマガヤの葉や、黒い種をぶら下げるタチギボウシなど、さまざまな植物が微妙な濃淡で秋の湿原を彩っています。

濃い赤に色づいた葉はイワカガミ、黄色の小さいはシラネニンジン

エゾオヤマリンドウも花が終わり実になっています。

イワショウブの実 赤がぬけて白くなっていました。

タチギボウシ 黒い種が見えています。

八幡沼湿原北側 霧の中の草紅葉

霧の中の八幡沼

トウゲブキは葉が赤く色づいていました。

八幡平山頂展望台。指導標300番が霧の中にうっすら見えています。冬期、樹氷見物の登山者が山頂の目印として利用しています。

鏡沼。こちらも霧の中・・・

駐車場へ戻る石畳歩道沿い。枯れた立木についたツルアジサイの黄葉がとても目立っていました。