大雨となった昨日2日、午後から雨が弱まってきたので山頂~八幡沼を巡回してきました。八幡沼の水位が上昇し、北側から流れ出す沢の水位は木道付近まで高くなっていました。大雨による被害はなく、散策路は問題なく歩くことができます。散策路各所では、秋の花エゾオヤマリンドウが咲き始めています。濃い青色の花は色づき始めた灌木類、湿原の草葉の中、ひときわ鮮やかに見えました。

八幡沼湿原石畳歩道沿い
咲き始め
見  頃エゾオヤマリンドウ、ミヤマアキノキリンソウ、サワギキョウエゾオヤマリンドウ、ヤマハハコ、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマセンキュウ、シラネニンジン、トリカブト、ハンゴンソウ、ノコンギク
終  盤シラネニンジン、ウメバチソウウゴアザミ、アオモリアザミ、ナンブアザミ、シロバナトウウチソウ、ゴマナ、トウゲブキ、ウメバチソウ

石畳歩道沿いのミネザクラ。オレンジ色が目立ってきました。20度を下回る日が増えてきて、山頂周辺はすこしずつ秋の装いに変わってきています。

霧の中の鏡沼。花は少なくなりましたが、赤く色づいたヤマブキショウマの葉が鮮やかです。

ナナカマドの葉がボロボロになっていました。今年はナナカマドの葉が好きなイモムシが発生しているらしく、ほとんどのナナカマドが食べつくされています。仲間のウラジロナナカマドの方が食べられていませんでした。

ナナカマドの葉を食べたイモムシを探してみました。大雨のあとのせいか、あまりに見つかりませんでしたが、何匹か見つけることができました。

メガネ沼の近くで咲いていたエゾオヤマリンドウ。

メガネ沼の斜面。霧の中ですが、イワイチョウの葉が黄色く色づいているのが見えました。

タカネアオヤギソウは花が終わりましたが、実のなる様子にも風情があります。

霧の中のオオシラビソ樹林を進みます。

ガマ沼手前ではまだアオモリアザミが咲いていました。エゾオヤマリンドウ、シラネニンジンも咲いています。

水たまりの中で色づくイワイチョウの黄葉。

八幡沼展望台付近ではノコンギクが咲いていました。

陵雲莊についたら、また雨が強く降りはじめました。雨宿りをしていると少し霧がとれ視界が良くなってきました。

小降りになってから八幡沼湿原へ。ヌマガヤの穂が雨に濡れて垂れ下がっています。

木道沿いに咲くエゾオヤマリンドウ。

八幡沼北側の流出河川。大雨でかなり水位が上がっていました。

葉の先がいろづくキンコウカ。

湿原の草葉は少しずつ色づきは進み、淡いグラデーションになっています。

タチギボウシはすっかり実になり、雫をつけていました。

ニッコウキスゲの実。

八幡沼湿原南側。少しずつ草紅葉進んでいます。見ごろとなるのは9月中下旬の連休の頃でしょうか。