
【開花状況】
八幡沼湿原 | 石畳歩道沿い | |
咲き始め | ウゴアザミ、ヤマハハコ | |
見 頃 | タチギボウシ、トキソウ、コバノトンボソウ | トウゲブキ、ネバリノギラン、アカバナ、タカネアオヤギソウ、ウメバチソウ、ミヤマセンキュウ、イブキゼリモドキ、ミヤマコウゾリナ、シラタマノキ、ヨツバシオガマ、ミヤマホツツジ、ハクサンシャジン、ミヤマフタバラン |
終 盤 | イワイチョウ、ニッコウキスゲ、モミジカラマツ、キンコウカ、ゴマナ、ネバリノギラン | ズダヤクシュ、ミヤマトウバナ、ハクサンボウフウ、ニッコウキスゲ、ハナニガナ、シロバナニガナ、イワオトギリ、シロバナトウウチソウ、ミヤマアキノキリンソウ、アオモリアザミ |

7月の八幡平山頂周辺を彩ったニッコウキスゲは、ガマ沼・八幡沼展望台~陵雲荘間でまだ見られます。トウゲブキとともに黄色が鮮やかです。


登山口から最初の分岐を鏡沼方面(左)へ進むとウゴアザミをたくさん見かけます。まだ花は少ないですが、棘のある葉を伸ばしていますので、通る際は少しお気を付けください。花にはたくさんの昆虫や蝶が集まっていて大人気な様子です。

ドラゴンアイで雪解けの時期に注目を集める鏡沼ですが、夏の姿も美しいですね。

石畳の歩道沿いではヤマハハコが咲き始めています。光沢のある葉が瑞々しいですね。

春先白い花を咲かせていたマイヅルソウは実になっていました。赤色に変化する途中のマーブルの色合い。宝石のように美しいです。春の花が実になる時期になってきました。花が咲いた後も気にしてみると意外な姿が見られるかもしれません。

山頂~ガマ沼・八幡沼展望台間でクルマユリが点々と咲いています。

水量が少なくなった八幡沼

陵雲荘から八幡沼の木道に入るとタチギボウシが所々でまとまって咲いており、紫色が涼しげです。

少し草木の色のトーンが落ちた湿原に秋めいた雰囲気を感じます。

オオバタケシマランは赤い実を付けています。小さくさりげない花に対して大きい実にびっくり!

モミジカラマツは雪解けの遅かった木道沿いでまだ見られます。花が終わった後の金平糖のような実もかわいいです。

数は多くないですが、ハクサンシャジンはまだ咲いています。

周回中、旅する蝶、アサギマダラに出会えました。
八幡平山頂周辺で見られる花を中心に紹介しましたが、花以外にも季節によって色々な発見や楽しみがあります。ぜひ、8月の八幡平をお楽しみください。
八幡平は、豊かな自然が残る国立公園であり、クマの生息地です。散策される際は、クマの住処にお邪魔する気持ちで鈴など音の出るものを携行して自分の存在を知らせ、突然の遭遇を避けるようにしましょう。