
昨日の夕方、大沼を周回してきました。落ち着いていた暑さが復活した今週。平地よりは幾分気温が低いものの、標高1,000mでも本格的な夏を感じます。
【開花情報】
咲き始め | ネジバナ、ドクゼリ、アキノウナギツカミ、 タチギボウシ、トリアシショウマ、ハイイヌツゲ、ノリウツギ、エゾアジサイ |
見 頃 | オニシモツケ、モウセンゴケ、コバノトンボソウ、 |
終 盤 | ハクサンシャクナゲ、コウホネ、キツネノボタン |

現在、大沼の周辺を彩るような花の群落はありませんが、探勝路から後生掛(大沼)キャンプ場へ行く途中の湿原では池塘の周りを食虫植物のモウセンゴケが赤く染めています。

暑さを逃れてやってきたアキアカネがたくさん飛んでいます。

よく見ると別のトンボ(サナエトンボの仲間)も飛んでいたり。水色が爽やかです。


エゾアジサイやノリウツギが咲き始めています。飾り花が可愛らしく、エゾアジサイの青色が涼しげです。

大沼の水面では鮮やかな黄色のコウホネがまだ見られます。

人以外にもクマをはじめとする野生動物と共有している大沼の木道。同じ場所を様々な動物たちも歩いていると思うと不思議な気持ちになります。

大沼周回の木道沿いには7か所のカメラを設置してクマの出没状況を調査しています。7月は特にミズバショウの実を求めてクマが来ている様子がカメラに多く映っており、目撃情報も多い時期です。

この時期の木道沿いはヨシや木々が生い茂り、見通しが悪いので、クマ鈴など音の出るものを携行し、クマとの突然の遭遇を避けましょう。
たなか