
雲が多く朝から日が差したり陰ったりの4月21日、週末26日に開催の「志張の森自然観察会」の下見に行ってきました。
谷あいにある志張自然散策路は川からの風がひんやりと感じられましたが、散策で少し上がった体温には丁度良く思えました。

この冬は雪が多かったせいか、散策路には未だに雪が残っている場所もありました。


やっと雪から解放されたばかりの木々。
ハウチワカエデやオオバクロモジもほころび始めたばかりです。


賑やかにお出迎えをしてくれた小鳥たち。
ヤマガラもコゲラもエサを探したり囀ったりと大忙しのようです。

残雪に残された真新しいニホンカモシカの足跡。
足跡の向かった方向を探ってみましたが、結局姿を捉える事は出来ませんでした。
残念…


雪の上には色々な物が見られます。
ツルアジサイのドライフラワーは定番の観察対象。
翼のついたサワグルミの実は蝶が連なっているみたい。


この時期は嫌でも目に入るフキノトウ。
イベント当日は雄株と雌株の違いを見てみましょう。


キブシの花もこれから。
トチは冬芽がほころんで元気に成長中。

川原に降りようとしましたが、これまで雨が多かった事と雪解け水で水量が多くて断念。
水量が落ち着くのは、もう少し先のようです。

そしてメインのカタクリ。
流れる雲の切れ間の日差しに花開こうとしています。

いやいや、ちゃんと咲いているものもありますよ。

がんばれっ!
みんな、イベント当日に綺麗に咲いている事を期待しているよ。

最後はゴジュウカラの声に送られて散策路を後にしました。
お尻向けてるけどね。
雪から解き放たれた渓谷沿いの森は少しずつですが活気に溢れてきています。
これから木々の芽吹きもさらに進み、花々も咲き誇ることでしょう。
冬の名残と春の賑わいの両方を感じられるだろうと思うとイベント当日が楽しみです。
くどう