雨上がりの大沼は、色付いた木々が日が差し始めると鮮やかに、日が陰ると色濃くと忙しく変わる光景にどこを見れば良いのか迷う程です。
一雨毎に秋らしさが増すと同時に、周辺のブナも湿原のレンゲツツジも色付きが濃くなっています。
草紅葉は見頃を迎えつつあります。
沢山の実を着けたコシアブラは淡い黄色へと変化してしてきました。
ミネカエデの黄色が良く目立ち、見頃を迎えた様に思えます。
枝先の葉から順に色付きが始まり落ちていきますが、奥の葉はまだ緑色なので暫く楽しめそうです。
大沼北側ブナ林の中からも、日の当たる場所、風の当たる場所から色付いている様子が良く判ります。
林内から覗く大沼と南側の湿原。
そよそよと吹く秋風が水鏡の水面を乱しながら渡って行きます。
雨風で落とされたのでしょう。
足元にはブナの実が落ちていました。
赤くなったオオカメノキはしっかりと来年の花芽の準備も完了。
黒く熟した実にスズメバチの姿も。
こちらから手を出さない限りは襲ってくる事はありませんので、そっとしておいて下さい。
咲く季節を間違えたレンゲツツジ。
この秋は平均気温が高めだからなのでしょうか。
ゆっくりですが着実に色づきの進む大沼の紅葉。
全体を眺めるの良いですが、葉の一枚一枚の色が変化していく様子を楽しめるのもこの時期ならではです。
ゆっくりと時間を掛けて散策すれば、色々な気付きがあるはずです。
くどう