八幡平ビジターセンターが位置する後生掛大沼地区では7月~10月ツキノワグマの出没状況を把握するためのパトロールを行っています。9月に入り、撮影カメラにクマが映る回数はだいぶ少なくなっています。ミズキやウワミズザクラなどの液果が完熟期をむかえ、ブナやミズナラの実を熟しつつあります。先日アスピーテライン上に落ちていたクマ糞の中にもウワミズザクラやブナの実が入っているのが確認できました。散策の際は樹上にも注意を払いながらクマと出会わないための対策をお願いします。熊鈴を鳴らしたり、手をたたいて音を出すなど、人の存在を事前にクマに気づかせることで、クマが人を避け、遭遇を避けることができます。
9月中旬の早朝。八幡平ビジターセンター裏泥火山付近のカメラに映ったクマ。
↓その直後に撮影された動画
ウワミズザクラの木に手をかけて、立ち上がり上部の様子をうかがうクマ。食べれそうな実がないか探しているようです。