4月22日、朝から青空が広がり気温もグングン上昇する中、27日開催「志張の森 自然観察会」の下見を行いました。
ビジターセンターのある大沼周辺とは違う、里山の春の様子をじっくりと観察します。

まだ物寂しく見えますが、芽吹きの進む谷合の林の中に春の陽が差し込みます。

春の森は大賑わい。
あちらこちらで小鳥たちが歌い、遊ぶ姿が見られました。

ブナは花芽が綻び、オオカメノキは広がり始めた葉が陽に透かされて、葉脈が影になって浮き上がって見えます。

カツラの雌花は赤い柱頭を伸ばしています。
キブシは黄色い花がプラプラ。
どちらも雌雄異株なので、両方を探し出して見比べるのも面白いかもしれませんね。

風に揺れるハウチワカエデの花にオオマルハナバチがやって来ました。

青空に映えるヤマザクラの花。
のんびりと、お花見でもしようかな…

川原の砂の上に、志張の森の住人、ニホンカモシカの足跡。
なかなか姿を現してくれないのが憎いところです。

そして、皆さんお待ちかねのスプリングエフェメラル。
美しい春の妖精たちが楽し気に踊り、歌い、遊ぶ様子に心惹かれます。

今回の下見は、色々な発見がありました。
イベント当日は、春色に染まる里山で参加者の皆さんとじっくりと観察し、一年で一番優しい季節を堪能出来たらと思っています。
今から楽しみで仕方ないです。

     くどう