大沼は雪の照り返しが眩しい晴天。大沼に到着してすぐサングラスを持ってくればよかったと後悔してました。気温のことはともかく、時折太陽を隠してくれる雲がとてもありがたく感じられました。

大沼はその大半が凍り、雪で覆われていました。

 まずは大沼入口付近のヤチダモの木を切る作業からです。八幡平の魅力を多くの人に知ってもらうため、大沼の整備を行っていきます。

 藪がかなり深い場所のため効率を考え、雪が積もってからの作業となったのですが、気を抜けば下半身がズッポリ埋まってしまいます。

 気が早いですが春の雪解けの大沼、どこが変わったか楽しみにしていてください。

 また作業後には八幡平スキー場でラーメンを食べてきました。冷え切った体には最高のご褒美です。八幡平スキー場はすでにオープンしており、たくさんの利用客で賑わっていました。
 その後、クマ調査として大沼周辺の痕跡調査を行いました。

  一面真っ白な世界には八幡平の野生動物の足跡が無数に残っています。大沼のほとりに生える灌木類に実がなっていないか探しに行くも無いことが分かりすぐ引き返したリスの足跡。大沼水辺に降りてタニシや小魚を捕まえようとするテンの足跡。たくさんの物語が交差しています。

大沼を囲う西側の稜線の中に日本二番目の太さのキタゴヨウの巨木があり、そこを目指しました。

 今回調査を行った範囲ではクマの新しい痕跡は発見されませんでしたが、クマの爪痕や幹に引っかかった毛が確認されました。普段巡視しないルートですが、あらためてここがクマの生息域だということを感じさせられます。

これからもっともっとたくさんの雪が降り、八幡平の表情も変わっていきます。
冬のトレッキングイベントも楽しみですね。ぜひ冬の八幡平に足を運んでみてください。

                                         こばやし