前日、大沼周辺より標高の高い場所に雪が降ったせいか少し肌寒く感じられた10月22日、志張温泉元湯にて、秋の里山観察会「志張ふれあい観察路」を歩こうを開催しました。
寒気の影響を受けて、木々の色付きも急加速です。

林床をレモンイエローに染めるオオバクロモジの黄葉を見ながら、落ち葉の道をゆっくりと散策。
湿ってはいますが、散り積もった落ち葉の上を歩くとサクサクと心地好い音が響きます。

落ち葉の中にホオの実を見つけました。
この鞘の中に、幾つもの実が入っています。

ガマズミもマルバマンサクも色濃く変化しています。
八幡平ビジターセンターのある、大沼周辺では見られない樹木に出逢えるのが魅力的です。

あちらこちらをじっくりと観て歩くと、僅かですが倒木に小さく可愛らしいナメコの姿。

甘い匂いを漂わせるカツラの落ち葉。
匂いを嗅いだり、水を弾く様子を観察したり。
普段は、こんな風に見る事ないでしょ?

色付いたブナの葉の向こうには、日差しに輝く木々の姿が見られました。

綺麗な景色を写真に残しておきましょう。

時折吹く風に、ひらりひらりと木の葉が舞います。

お日様の光は、綺麗な光景をいっぱい見せてくれます。

川原の景色もどんどん綺麗になっています。
この後の色付きも楽しみ。

良く日の当たる場所ではゲンノショウコも赤くなっていました。

ホップのような実を着けているのはカラハナソウ。

マムシグサの実も赤く熟して落ち始めています。
ちょっと気持ち悪い…と、良く言われます。

落ち葉の中から顔を出しているのは山ワサビ。

林の中ではヤマモミジが色付き始め。
ちょっと変わった形の葉はオヒョウ。
名前も、ちょっと変わってる…

プックリ丸いホコリタケ。

落ち葉をかき分け、小さなトチの実も見付けました。

ゆっくり、じっくり観察しながらの散策は、上に下に、近くに遠くにと目を配る所がいっぱいあって意外と忙しく?楽しく歩く事が出来ました。
一つ一つ、見て歩くと今まで知らなかった発見があるかも知れませんね。
ひんやりと心地好い空気の中、たっぷりと秋の里山を体感できた日でした。

     くどう