後生掛(大沼)キャンプ場を会場に、フランスの「リュネビル刺繍」という技法を用いたワークショップを行いました。
講師の池田佳代さん(中央)は、ふだんは鳥海山の山小屋の管理人やガイドをしながら刺繍の制作をしています。八幡平では初めてのワークショップです。
講師が選んでくれた本日のお題は、この時期八幡平を代表する花の一つ「キヌガサソウ」。
スタッフも大好きな花です。
ビーズやリボン、フェルトも使って、より立体的に作っていきます。
リュネビル刺繍専用の特殊なかぎ針とロウ引きされた糸を使い、オーガンジーの布に刺し進めていきます。
手順はシンプルながら、糸を持つ手の力の入れ方や針の角度などが絶妙に難しい・・・!
みなさん休憩も忘れて集中して作業していました。
午後は息抜きも兼ねて、大沼の散策から始めるとしましょう。
雨上がりの湿原は、植物も昆虫も生き生きとして見えます。
どれも刺繍の題材にしたくなっちゃうディテールの美しさ。
生の大沼の自然をたっぷり堪能したところで、刺繍の作業に戻りましょう。
葉はリボン刺繍、がくはフェルト、蕊の部分はビーズで仕上げていきます。
試行錯誤しつつ、先生に手伝ってもらいつつ、全員完成!
レースを重ねて額縁代わりの刺繍枠にはめたら、可愛さマシマシです・・・・・・( *´艸`)
茎や葉脈のビーズ、葉先に朝露のようにつけたドロップビーズやビジューがキラキラ。
葉に使ったリボンはみんな違う色をチョイスしましたが、それぞれ素敵です。
参加者の皆さんも、他の作品を見て「かわいい~~~!!」の連発。
またひとつ、八幡平の豊かな自然を表現する方法を知り、とても有意義なひと時となりました。
八幡平ビジターセンターでは、「山の刺繍展」と題して
今回の講師である池田佳代さんの刺繍作品の展示をおこなっています。
ぜひ足をお運びください。