順調に進む紅葉に、秋の深まりを感じる10月2日(土)、ブナの黄葉に囲まれた後生掛大沼キャンプ場にて「クロモジの木でマイかんじき作り」を開催しました。

いきなりストーブで火を焚いていますが、これは材料のクロモジを煮て柔らかくするため。
煮込んで柔らかくなった材料を曲げて、かんじきの形を形成していきます。

空は薄曇りですが、お天気は回復に向かう予報なので外でブナの黄葉に囲まれながら作業することにしました。

先ずは開会式を終えて、案内人から作り方の説明を受けます。
この間、外では材料がグツグツと煮られています。

柔らかくなったクロモジをかんじきの形に曲げていきます。
随分と力が入っていますね。
いくら煮て柔らかくなっているとはいえ、一気に曲げると折れてしまうので慎重に。

ふーんっ!
いや、慎重に・・・

こちらでは外灯の支柱を利用してグイグイ曲げています。

手を取り合う二人・・・
ではなく、曲げた材料が元に戻らないように針金で固定しています。

上手く曲げられたかな?

今度は皮を剥いでいきます。

静かです・・・
まるでカニを食べている時のように、言葉を発せずに黙々と皮を剥ぐ皆さん。

続いては、足のサイズに合わせて固定していきます。

二本を組み合わせ、爪を付ける位置に印を付けましょう。

余分な部分をカットして固定、爪を付けます。
今回は、固定するのにホースバンドを使いました。

日が、だいぶ西に傾いてきました。
ブナの黄葉も、西日にキラキラ輝いています。

上手く出来た?

悪戦苦闘・・・

出来た!

紐を付けて片方完成!
もう片方も頑張りましょう。

手際良くスルスルと。

なかなか手こずりましたが、完成です!
綺麗に左右対称とはならなかったかも知れませんが、まあ、それも味?個性?という事で。

今回は、かんじきを作るのが初めてという方々で、綺麗な形に曲げるのに苦労したり爪の取り付けが大変だったりしたと思いますが、その分思い入れの深い作品が出来たのではないでしょうか。
雪が降ったら、自作のかんじきで山を歩いて頂きたいと思います。
その時は、八幡平に来て下さいね。

     くどう