気温の高い日が続き、ドラゴンアイは一日一日終焉へと近づいています。本日は雪層が東側の岸から完全に離れ、沼中央部へと移動していました。ツキノワグマの胸元のようなシルエットで、三日月状の雪が水面に浮かんでいる状況です。
 水面に周囲の景色を映す鏡沼の姿が少しずつ見えてきています。耳を澄ますとモリアオガエルや野鳥の声が響き、沼際ではオオバキスミレやイワカガミが花を咲かせています。オオシラビソの新芽もだいぶ膨らんできました。

水面にオオシラビソ樹林を映し込む鏡沼

ドラゴンアイの終焉とともに芽吹き始めるオオシラビソ