淡い新緑に光るブナ林歩き。「長沼」の南岸ではこの時期見頃の「キヌガサソウ」がお出迎え。

落ち葉を踏んでカサカサの音がとても心地よく、新緑の森を進む贅沢なひと時の始りです。

赤川は雪解け水が落ち着いたのか水量は少な目。

”いっぷくの森”到着。

足元には令和3年生まれのブナの幼苗がいっぱい。双葉が出て、本葉がこれから開く同級生たち。

足元に気を取られながらも、ふと見上げてみるとブナの葉が日に透けて

などと言いながらも、行く手をさえぎるブナの倒木に遭遇。ナタもノコもこれにはかないません。後日用具を持参してうかがうことにして何とか通して頂きました。

大谷地到着。気持ちの良い青空が広がっています。

歩道脇のコバイケイソウにはたくさんの花芽のふくらみがあります。

大谷地分岐に到着。日差しが暑いくらいの天気ですが、ここはいつ来てもひんやりしています。

例の場所でアレを確認します。三枚の葉はエンレイソウ、そして五枚と六枚、八枚の葉も見えますがこれはキヌガサソウです。今年は花をつけていません。

再び大谷地湿原。ワタスゲの花は終わりごろ、来週ぐらいには白いフワフワの果穂の景色が広がるのでしょうね。池塘に青空と白い雲が映っています。季節は春からもう初夏です。

そして、お出迎え。花が開き始めたキヌガサソウです。

ここまで来たかいがありました。つつましくも圧倒的な存在感のある、見事に咲き始めたキヌガサソウに今年も会うことが出来ました。

少し控えめなキクザキイチリンソウもお出迎え。

長沼の景色は緑で一ぱい。ぐるりと取り囲まれた紅葉の景色は見事ですが、新緑のこの景色もため息が出てしまうほど。いつ来ても静かな特別なところです。

長沼の湿原にはミズバショウがダ~ッと、岸の方にはエゾノリュウキンカが見えています。

雪解けの遅い場所で・・・

葉がクルクルときれいにたたまれて、ゆっくりと・・・

ゆっくりとねじれが戻り、中から花芽が見えてきました。

葉とガクの展開直前の姿、キヌガサソウです。

お見事。

こちらはサンカヨウ。くちゃくちゃの葉がゆっくりと、どれくらいの時間をかけて展開するのでしょうね。

ピンと葉を展開し、可愛い花を咲かせています。

こちらの花は何か様子が違うと思ったら、花粉を付けたオシベが両手を広げ、メシベを取りかこんでいるように見えます。

ハ~ア、いいものを見せていただきました。空腹を感じつつも、キヌガサソウとサンカヨウを見てきました。あとはこの景色を眺めながらの昼食でちょっとクールダウン。

ハ~いがった。と、何回目かのため息。

ここは静かでいいな~といつも言ってしまいます。

毎年の繰り返しなのですが、BGMは鳥の鳴き声と風の音だけ、新緑の森の中をサクサクと落ち葉をふんで、行きついたところに花々が待っていてくれる。あれやこれやという説明は不要、味付けは自分の感動だけ、そんな贅沢はいかがでしょう。

   あべ