1月30・31日(土・日)に一泊二日で、今シーズンから取り入れたニューアイテムのスノーハイクを使って「のんびりスキーハイキング&湯治in銭川温泉」を開催しました。
ブナ林などをゆっくりと散策しながら滑りも楽しめ、雪の大沼とぶな森を堪能した後は銭川温泉さんに宿泊して入浴とオンドルの湯治体験もできるという贅沢なイベントです。

一日目。
先ずは集合場所の道の駅かづの あんとらあで受付を済ませた後にお買い物。
みなさん、夜のお楽しみを購入して秋田八幡平スキー場に向かいます。

前日から暴風雪警報の発令されている地域もある中の開催ですが、秋田八幡平スキー場も雪が降り続けていますが、スノーハイクがしっかりと準備されています。

フィッティング。

開会式と準備運動を済ませ、ゲレンデの隅っこをお借りして軽く足慣らし。
スキーが初めて、久しぶりという方も、軽快に歩いていますが…

斜面になると恐る恐る滑って豪快にドーン!
大丈夫。
転んだ数だけ上手くなるのさ。
くどーさんでも何とかなっているのだから安心して下さい。

薄日が差してきました。
午後のお天気の回復に期待して、とりあえず腹ごしらえしましょう。

ラーメンが旨いぜ。

昼食後は大沼に移動して散策です。
う~ん…
大沼外輪は雪に霞んで見えないぞ。

雪原に佇むヤチダモの木で地衣の観察。

カラタチゴケがびっしり。

ブナ林の中をゆっくりと。
まだまだ余裕の皆さん。
こんな雪の中でも笑顔なのが良い。

ちょっと、斜面を滑ってみましょう。
って、もう転んでるしー。
膝丈程の新雪は、ゲレンデの圧雪した雪とは勝手が違うようです。

バフっ!
顔しか出てないし。

もがけばもがくほど体が埋もれていく深雪。
っていうか、もがく事すら出来ない…

皆さんが転ぶのを期待して、奥でカメラがしっかりと狙っていますよー。

雪まみれになりながらも良い笑顔。
良かったね~。
楽しいね~。

深雪の雪原をフリーウォーク。
意外と体力が必要ですが、その分、銭川温泉さんでのお風呂やオンドルが有難~く感じられると思うので頑張りましょう!

フリーウォークでたどり着いた先には実の色が鮮やかなヤドリギが。
大沼周辺ではアカミヤドリギが多いのですが、ここには実の色がオレンジ色のアカミヤドリギと黄色のヤドリギが混在しています。

ヤドリギの実を鳥が食べて糞として排泄したものが木にくっついて凍っていました。
ヤドリギの実の果肉は消化されずに種と共に排泄されます。
ネバネバの粘液のようなもので包まれた果肉と種は木の枝などに付着し、春になると寄生根を木の中に浸食させていきます。

湿原の畔の栄養分の少ない場所に生えたオオシラビソ林を目指します。

オオシラビソに降り積もった雪が、フワッと仕上げたクリームのようです。

白く雪化粧したオオシラビソの間を縫うように進み…

後生掛から流れてくる澄川の畔に。

川沿いに、新雪でアイシングされた森を進みます。

また転んでしまったー。
ゴーグルやサングラスで表情が分かりにくいのですが、転んでも笑顔。
大沼雪原に悲鳴やら歓声やら響き渡ります。と言いたいのですが、雪が音を吸収してしまうので意外と静か。

一部水面が見えるものの、氷と雪で覆われた大沼の岸に沿って進みます。
水面に映り込む姿が画になりますね。
雪は相変わらずですけど…

ゴールを目指して、最後は雪原をフリーウォーク。
この後は、温泉が待ってますよー。
頑張れーっ!皆さん、無事にゴール出来ました。

お疲れ様でした。
スノーハイクで、たっぷりと雪と戯れた後は銭川温泉さんに移動。

温かい温泉と美味しい料理、温かいおもてなしが待っていました。
ありがたいです。
たくさん食べて、今日のイベントの事やこれからのイベントの事を含め、色んな事に楽しいお話の花が咲きました。
翌日は少しレベルアップしてぶな森に出かけます。
温かいオンドル部屋で、ゆっくり休んで下さいね。

二日間のイベント初日、慣れないスキーに苦戦した方もあったかと思います。
雪も降る中で開催に不安もありましたが、蓋を開けて見れば皆さん中々楽しんで頂けたようです。
二日目を楽しみにしながら横になるくどーさんでした。

     くどう