1月15日、山は風がほとんど無く朝から穏やかな良いお天気に恵まれた中、1月24日(日)開催の「真冬の大泥火山in後生掛」の下見に行ってきました。

後生掛温泉付近の林に入ると、真っ白な雪面に、柔らかな冬の日差しが木々の影を真っ直ぐに伸ばしていきます。

今日も蒸気を沸き立たせるオナメモトメを見下ろしながら進みます。
日差しがあると雪面に陰影が付いて雪の凹凸感が強調されます。
もっちり感があって、中々好きな光景です。

目指す高台の雪面には、強く吹きつける風によって作られた風紋が出来ているのが解ります。
昨晩は、どれほどの風が吹いたのでしょうか…

お天気が良くなり、ごはんを探しに出かけたのでしょうか。
こちらに向かってくるリスの足跡を見つけました。

雪持ちの大きなミズナラから足跡が伸びています。

紺屋地獄を見下ろす高台からは、クリームに覆われたような噴気地帯と国見台の姿がハッキリと見えています。

タムシバの冬芽が着ているフリースに、薄っすらと霧氷が着き、日差しにキラキラと輝きます。

噴気地帯に架かる橋の上には2mを軽く超える雪が積もり、ちょっとスリリング。

キタゴヨウの幼木の葉にも霧氷。
日が当たって融けてしまうまでの短い時間しか見られない儚い輝きです。

もっちり、もったりと、お餅のように見える雪面。

ミネカエデの種が、未だ風雪に晒されながらも落ちずに耐えています。

大泥火山が見えてきました。
食べ盛りなくどーさんは、この景色を見て思うのです…
二本の○ずきバーをレンチンした中に○見大福を入れて食べると美味しいよなぁ…

ボコッ、ボコッと泥を噴く大泥火山。
夏場の姿とは違い、噴出した泥が堆積して大きな山のようになった姿は雪に埋もれてしまっていますが、日々泥を噴出して成長を続けています。

噴気地帯に出来た霜柱にまで霧氷が出来ていました。
夜間は、どれくらいまで気温が下がったのでしょうか。

キタゴヨウの松ぼっくりがコロコロ。

雪大福の中を進む下見一行。
噴気地帯を大湯沼に向かいます。
ケーキの上に飾られた小さなお人形さんたちみたい。

雪面に空いた穴を覗くと噴気がシューッと吹いていたり…

マッドポッドがボコボコ音を立てている間を通り抜けます。

バックに国見台を控えた大湯沼は湯気をもうもうと上げています。

東屋に出来た雪庇を見ながら、風紋が出来た雪面を歩き、大湯沼を見下ろす高台へ。

湯気の上る水面に日差しがキラキラ。
うちのスタッフも…かなぁ

今日は畚岳もよく見えます。
手前の峰々をブナが縁取る山の奥には八幡平。
残念ながら山頂は見えないのですが。

雪玉ころころ…

ふわふわの雪の上に一本のトレースが残されました。

今回は、終始穏やかなお天気の下での下見になりました。
お天気で雪の感触も見た目も変わるのが面白いところ。
皆さんも、その目で見て、体で体験してみるのはいかがでしょうか。

         くどう