1月10日(日)集合場所の秋田八幡平スキー場は時折薄日が差すものの雪が舞うお天気の中、「パウダースノーのブナ林を歩く 山毛森(ぶなもり)の主に逢いに行こう」を開催しました。

強い寒気が入り込んでいるおかげで、八幡平は連日の雪。
おかげで、たっぷりの新雪が積もりました。

開会式を済ませたら、さらさら・ふかふかのパウダースノーの深雪をかき分けるように歩きながら、「主」に逢いにブナ林へと入って行きます。

森の中は風も当たらず静まり返り、木々は雪化粧をして出迎えてくれました。

モノトーンの世界に、皆さんのカラフルなウェアが映えます。

あの支え合っているような木。
彼らは、どんな事を思っているのでしょうか。
感じ方は人それぞれ、皆さんはどう思っていると感じられましたか?

冬の観察の定番となったオオカメノキやタムシバの冬芽を観察。
どちらもふわふわの綿帽子を被ってお洒落しています。

相変わらず雪は降り続けますが、雪のカーテンをくぐり抜けながら「主」を目指して先へ進みます。

小さな沢を幾つか越えて、前方に「主」が見えてきました。

見上げる先には、大きなミズナラの巨木が。
これこそが、「山毛森の主」です。
太い幹回りと、枝を天高く伸ばして大きく広げる姿は圧倒的です。
この地に根を張り、長い間、森を見守り続けてきた木です。

と、主に見下ろされながら、スタッフあべを囲んで輪になる参加者。
何かの儀式でも始まるのか?
新手の宗教か⁇と、くどーさんはドキドキしてしまいました…

えーと…
スノーテーブルの完成です。

主に見守られながら、少し休憩です。

するとどうでしょう。
森の中に日が差してきました…
やはり先ほどの儀式の…
主様ーッ!

そんな訳もなく、雪は降り続けます…
休憩を終えて、先に進みます。

この若いブナにはクマ棚が。
実を着けるブナが少なかった秋に、クマが木に登って枝を折りながら実を食べた跡です。
幹には爪痕がしっかりと残されていました。

大きな二つの冠雪

せっかく雪が沢山あるのだから楽しまないと。
チョットだけ悪戯をして顔を描いてみましたー。

雪の力は凄いもので、太さが15㎝以上の木をこんな風にしてしまいます。

高台に上がると少し風が出てきましたが、お行儀良く一列に並んで歩いてるだけじゃ勿体ない!
広い森の中をフリーウォーク。
どこを歩いてもOKです!

そして、お待ちかねの尻すべり!

顔がこわばってるよー。

勢い良く滑って…

うぉぉぉー!

顔も見えないくらいに雪を巻き上げながら豪快な滑り。
さては尻すべりのプロか⁉

尻すべりも終わって、後は帰るだけ。

の、はずでしたが…
まだ遊び足りない?

よいしょっと。

が、またもや。
今度は人数が増えて、何が何だか…

あー、面白かった。 
今度こそ帰ります!

薄日が差して、真っ白な雪面に木々の影が伸びる森を後にします。

お疲れ様でした。
無事に秋田八幡平スキー場に戻ってこられました。

今回のイベントは、お天気がちょっと…と思いましたがブナ林の中は風も無く、たっぷりの新雪を身体で感じながら歩けたのではないかと思います。
森と雪が創り出す美しい景色や主との出会い。
さらさら・ふかふか・ふわふわの新雪と戯れて、子供心に返って楽しんで頂けたのではないでしょうか。
冬に、わざわざ雪のある山に…なんて言わずに、一緒に楽しみませんか?

               くどう