12月20日(日)このところ雪が降り続け、現地の朝はまだ雪という中、「真冬の噴気地帯を歩く 後生掛・大湯沼へ行ってみよう」を開催しました。
弱くはなったものの、まだ降り続ける雪に、イベントタイトルを「地吹雪体験ツアー」に本気で変えようかと思ってしまいましたが…
スタート時には雪はちらつく程度になり、ぼんやりと薄日も差すようになってきました。
これも一重に、くどーさんの日頃の精進の賜物…
ではなく、参加者の皆様のおかげでありますッ!
ありがとうございます!
スノーシューを履いても、膝丈まで埋もれてしまうような雪の中を一列になって進みます。
まずは林床地帯へ。
このコースは、林床地帯と噴気地帯の両方を楽しめるコースです。
ふわふわの新雪が薄日にキラキラと輝きます。
時々ちらちらと舞う小雪もキラキラ。
気温が-10℃を下回っているので、紺屋地獄からの湯気がハッキリと見ることが出来ます。
そんな湯気と強い風が創り出した霧氷。
ハウチワカエデの枝が白く光り輝きます。
油断していると、柔らかな新雪に足を取られて転んじゃったり。
深い新雪に、一度転ぶと中々起き上がれなくなることも…
がんばれー!
林床地帯を抜け、噴気地帯へと入っていきます。
あちらこちらで立ち昇る噴気と、雪の造形美が見られます。
大きな石の上には、大きな雪帽子が。
小さな石たちは、雪のマフラーを巻いてお洒落しています。
大湯沼を目指す一行。
雪を被った東屋が見えてきました。
少々雪が強くなってきましたが、大湯沼に到着。
お天気が良ければ、青空を背景にした国見台が見えるはずなのですが…
指差す方向を見てみると…
雪に霞む山並みが。
その向こうには、我らが「もっこちゃん」こと畚岳が見えるはずなのですが… こちらも見えません。
畚岳は皆さんの心の中にあります。
心の眼で見て下さい。
少し休憩をして、大湯沼が見下ろせる高台へと向かいます。
高台に到着。
ぼんやりと雪雲に霞む太陽と沼から立ち昇る湯気…
なのか、はたまた雪煙なのか…
墨絵の世界が広がります。
風が強まり、太陽も雲の向こうに隠れてしまったので大湯沼を後にし、再び噴気地帯へと向かいます。
東屋の屋根に出来た雪庇が、この辺りの風の強さを物語っています。
私たちが歩いた後には一本の道が出来ていました。
この日だけの道…
きっと、雪で直ぐに消えてしまうでしょう。
直ぐ近くで勢い良く噴気が上がっています。
再び薄日が差すと…
またまた、雪と風が創り出した美しい世界が広がります。
幻想的な良い景色です。
そして締めくくりは、お楽しみの尻すべり!
雪と戯れて、大人も子供に帰れる瞬間です。
少年は、顔まで雪まみれ。
その迫力の滑りに、思わずビックリ!の瞬間。
今回は、深い新雪に少々手こずらせられたイベントになってしまいました。
それもまた、この時期ならではの体験。
サラサラ、ふわふわのパウダースノーを満喫出来たのではないでしょうか。
もう少しお天気が良くなって、噴気やマッドポットの様子を堪能出来れば更に良かったのですが、お天気には敵いませんね。
自然はいつも同じではないですから、この日だけの貴重な体験をしたという事で締めくくりたいと思います。
今回で年内のイベントは最後になります。
年を越して、1月からイベントがありますので宜しくお願い致します。
くどう