集合場所の秋田八幡平スキー場までの道は、ホワイトアウトで何も見えなくなることもあるほどの悪天候。それでも森の中では一息つけるだろうとは思いつつ、連日降り続ける雪、パウダースノー対策としてスキーでのラッセル要員を配置しての開催となりました。
さあ出発!
初めてのスノーシューという方が二人、スノーシューを付けていても腰まで沈むだろうというコンディションでのデビューとなりました。
定番のオオカメノキの冬芽観察。今回参加の皆さんは”ウルトラマン”みたい、ではなく「ウサギみたい」だったので育った年代がわかる気がしません?
結構気に入っていただけたようで、オオカメノキ・タムシバの冬芽の写真をたくさん撮っていただきました。
さてと、冬の森を上ったり下ったり・・・これです!ふかふかダウンヒル。雪は腰です、少しためらうスノーシューデビューの方にスタッフがおいでおいでと呼んでいます。
結構慎重に歩いているのですが、なぜか笑顔になってしまいます。雪は深いんですけど八幡平のパウダースノーはふっかふかでとっても軽いんです。
でもやっぱり転んでしまいました。正確には転んだのではなく踏み抜いたのです。慎重に歩いたつもりなのに、やっぱり笑っています。
ビジター裏の泥火山展望地に到着。何を見ても目に新しい。寒くても、雪が深くても大丈夫。背中にまで笑いがあふれているようです。
右の方はスキーのトレースをたどって降りる慎重な方、でも笑顔。左の方は新雪の中に大胆にも踏み込み降りようとしている方、すでに雪は胸のあたり、表情はわかりませんが笑顔のはず。後ろの方はどっちにしようか迷っているようですが、やっぱり笑っています。
どっちを降りたのか、結局転んでしまいました。笑ってますけど、なぜ転んだのでしょうね。
もう、喜びを隠しきれない訳ではありませんが、朽木に森の大工さんが開けた穴を見つけ、こんな格好で写真を撮っています。たぶんアカゲラかアオゲラの仕事のようですが、ここまで豪快に寝そべって写真を撮っていただけたらアカゲラさんたちも驚いたのではないでしょうか。
これが彼女のねらっていたアカゲラさんたちの巣穴と思われる穴です。
雪煙の舞う泥火山に積もった雪はこんもりと、なかなか風情のあるお姿。
深雪ゆえ、来た道を戻るのは大変との判断でビジターセンターに下ることにしました。
さすがの皆さんも安どの表情?いや、もう少しと思っているかもしれません。
冬季閉鎖中の八幡平ビジターセンターの階段をスノーシューで下っています。吹雪と深雪のひどい天気の中、スノーシューデビューの皆さんには最後まで楽しんでいただけました。明日は後生掛でお会いしましょう。
ありがとうございました。
あべ