秋らしい風が吹き始めた八幡平の「ふれあいやすらぎ温泉センター ゆらら」を会場に、
午前と午後、別プログラムで開催しました。
案内人はおなじみ、工房 寿限無の田中潔さん(じゅげむさん)です。

午前の部は、じゅげむさんが採ったあけびつるを使って「みだれ編み」の技法で編む、
1人用のパンかご作りです。

・・・なんだかいきなりうなだれた写真ですけども、
あけびつる細工の大事な作業中です。
つるの間に出ている芽を、はさみで地道にパチパチ・・・

つるを丸めて、かごの枠部分を成形。

ここからは編んでいく作業。「みだれ編み」は、
いくつかのルールを守れば後は自由に編み進められるのですが、
この”ルール”で頭がこんがらがってきます・・・。頭上に「?」マークが増えていく・・・

混乱したら みんなで呼ぼう じゅげむさん。
親切・丁寧・迅速な指導は毎年大好評なのです。

無理―、とか、失敗した―、とか言いつつ、皆さんちゃーんと完成!素敵な仕上がりじゃないですか♪

おお・・・映えるわあ・・・(*'▽')

お昼をはさんで、午後からは木の実や松ぼっくりなどの森の落とし物をふんだんに使ったリース作りです。
特筆すべきは材料の多さ・・・!
ポプリやパスタなど市販のもの以外の自然素材は
山のものから里のものまで、すべてじゅげむさんがあつめたものだそう。 

見たことない謎の形の木の実も、ちゃんと名前の解説ボードがあるから大丈夫。
このボードもかわいいな。

テンションMAXで早速材料を選ぶ参加者の皆さん。
じっくり吟味して選ぶ人あり、気に入ったものを速攻で山積みゲットしまくる人あり。
・・・ん?なんか既視感あるなー・・・と思ったら。
ランチバイキングの風景に似てますねこれ(;・∀・)。

作る前に、レイアウトのイメージをするのはとっても大事。
じゅげむさん曰く、先に大きいものを配置して、その間に小さいものを入れて埋めていくのがコツだそう。

バランスを見ながら、貼り付けて・・・

2時間じっくり取り組んで、個性とアイデア溢れるリースが完成です!

ちなみに、午前中の作業で切られたあけびつるの端っこを捨てるにしのびなく、
集めてミニリースを作ってみました。
ガッタガタですけど、まあ、それも味だよねってことで・・・ご笑納くださいませ。

あけびつる細工に興味のあり、いつかはかごを作ってみたい!という人や、
クルミ皮の細工をしたいので練習のために参加したという人など、
沢山の方からお申込み・お問い合わせをいただきました。
また、「せっかくだから、体験して温泉にも入って、一日八幡平でゆっくりしよう!」
とご夫婦で参加された方も。うーん、最高の過ごし方ですね。

連休中のにぎやかな時期ではありましたが、
山の空気を吸いながら少しでものんびりと息抜きできる時間を過ごして頂けたなら幸いです。
あけびつるのかごは、しっかり乾燥させてカビの生えないようにすればずーっと使えます。
また、リースは幸福がいつまでも続くよう願うもので、年中飾ってOKなんです。
ぜひ、どちらもふだんのくらしの中に取り入れていただきたいなあと思います。
案内人のじゅげむさんからは「どこにでも出張しますよー!」と言っていただいたので、
自然素材を使った体験をしたい方はぜひ。おすすめです。
(HPはありませんが、「工房寿限無」で検索を。)

会場を使わせていただいた八幡平ふれあいやすらぎ温泉センター ゆららさんのHPはこちら。
https://www.akihachi.jp/yurara/

今後も、少しですが体験系イベントご用意しています。
追って、こちらのHPにも掲載いたしますのでお待ちくださいね。