9月も半分を過ぎ、紅葉に関するお問い合わせも増え、大沼のブナ林も緑が心なしか薄くなり、木々の葉が黄色味を帯びて見えるようになりましたので、紅葉情報をお知らせしたいと思います。

本日は生憎の雨模様。朝から細かな雨が静かに降り続けています。
少し霧が掛かっていますが、湿原が黄色味を帯びてきているのが分かります。

サワギキョウも花を終え、実を大きく膨らませました。
葉の色の変化の様子が美しく見えます。

ウルシの仲間は、いち早く色付いて私たちの目を楽しませてくれます。
ツタウルシの色付いた葉が雨に濡れて鮮やかさを増しています。

大沼北側のブナ林に入ると、少し気の早いブナの落ち葉があったり、色付き始めたハウチワカエデが見られます。

とは言え、ブナ林の中は昼夜の寒暖差の影響を受けにくく、まだまだ緑が強い状態。

沼の西側の湿原に出ると、ブナ林の中とは緑の色合いが全く違うのがわかります。

ミネカエデ、ヤマウルシ、レンゲツツジ、オオバスノキ等、日光や風の当たり具合にもよりますが、それぞれが順調に?色づいてきています。

ヌマガヤやヨシ等が覆う湿原も、やがては秋の日差しを受けて金色に輝く草紅葉を迎えます。

この通りはミネカエデで黄色に染まります。

沼尻から見る景色。
ここからの眺めが綺麗になるのには、もう少し時間が掛かりそうです。

沼尻の小島は、大分綺麗になってきました。

ミネザクラの色付き始めは淡くて綺麗。

沼の南側の湿原も、薄っすらと黄色味掛かってきました。
草紅葉と、奥のブナの黄葉が楽しみです。

先ずは灌木類の色付きが濃くなる大沼周辺。
これから徐々に鮮やかになっていくと思います。

大沼の紅葉は、まだ序盤の序盤。
これからのお天気次第ですが、日に日に色鮮やかになっていくことでしょう。
秋のひんやりとした空気が、大沼に色とりどりの絵の具を落として染め上げていきます。

             くどう