8月24日(月)、朝からお天気が良く強い日射しの中、8月29日(土)開催の「コケ・シダ・トンボの楽園でミクロの世界へ」の下見に行ってきました。

蓬莱境は巨岩と古木、奇木の林床にコケ・シダが生い茂る、原始の八幡平の姿を見られるといわれる場所です。

大岩とコメツガの巨木のトンネルをくぐって蓬莱境へと足を踏み入れます。

早速ですが、ミクロの世界をご覧ください。

シッポゴケと、そこに住む住人の姿を捉えました。

と、写真の一枚一枚を解説していると長~~~くなってしまうので、ここからは静かに写真をご覧になって涼を感じ取って頂けたらと思います。

いかがでしょうか?

別に、やっつけで書いている訳でも、名前を知らない訳でもないですからね。

他にも、倒木がコケに覆われ木々が生えて小さな森を作っている様子も。

大岩の上に根付く木々の様子も圧巻です。

コケに覆われた巨岩の間や、巨岩を抱きかかえているような木の根を見ながら進みますが、どこからか森の精霊たちの声でも聞こえてきそうな雰囲気です。

森の精霊?…

ニホンカモシカの親子の足跡を見つけました。

くどーさんのボロボロのスマホを並べてみました。

こんな場所も通ります。

林内は少し涼しく感じられましたが、こんなに良いお天気なので日辺りは暑くてたまりません…

出口が見えてきました。

蓬莱境の後は、蓬莱沼へと向かいます。

大沼では花の時期が終わったノリウツギが咲き始めていました。

ミズバショウの実をツキノワグマが食べた跡。

クマいないかなー。いるかなー。いるといいなー。

赤く輝くルビーのような実を着けたタケシマラン。

きれいに並ぶ様子は音符のよう。

ん? この台詞、毎回使っているような…

蓬莱沼到着。

タチギボウシの蕾に成熟し始めたアキアカネが羽を休めています。

ミズギクも咲き始めです。

黄色の花が、日に照らされて眩しいほどです。

水際に残された足跡。

人。クマ。仔グマ。タヌキ。良く分からないけど小さい鳥。

人以外は、どれも可愛い…

こうなってくると、俄然テンションの上がるくどーさん。

水中に、二ホンイモリを発見。

オオルリボシヤンマが産卵中です。

誰の羽根だろう? 何があったのだろう??

そして、沢山のオタマジャクシ…

誰の仔だろう?

今日一番の盛り上がりどころが終わったくどーさんは、蓬莱沼を後にするのでした。

間もなく散策路の終点という場所で、エゾアジサイが見頃を迎えていました。

今回の下見は、恵まれ過ぎと言っていい程の良いお天気となりました。

コケを見るのには、もうちょっとだけ雲があっても良いのかもしれません。

イベント当日はコケやシダを観察するのも楽しみですが、何よりも蓬莱境の神秘的な雰囲気を楽しんで頂きたいと思っています。

              くどう