23日午前のドラゴンアイの様子です。21日に雪層の中央部の瞳の部分に濃い藍色の水面が開いて静けさのなか「開眼」の完成形に至りましたが、ここ2日の雨で開眼した瞳の縁取りが解けて無くなりました。
この後は雪がどんどん解けていき、割れて終焉となります。

 今年のドラゴンアイは前半の雪解けが温度が低く進まず、雨の日が多く沼の水位が上昇し早い段階で亀裂が入るなど厳しいスタートでした。
その後の晴天で何とか目玉の形はできましたが、雨の追い打ちで水位が上昇し水を貯めていた氷の層が割れ水が抜けて「ドライアイ」状態となるなど、例年にないドラゴンアイでした。
冬の積雪状況と雪解け時の天候で出来が左右されるので、経過も形も毎年全く違うものになりますが、どんな形であれ最終的には開眼を迎えています。
さて、来年のドラゴンアイの出来はどうかな?

コメント一覧
  1. こんにちは
    ドラゴンアイの記事拝見させていただいてます
    個人的な意見としては天候もあるかと思いますが、観光客が増え周りが踏まれることにより、雪が鏡沼の方に押され昔のようにキレイにならなくなったのかと感じます。
    一概に言えませんが、神秘なものは人の手が入らないから神秘であり、本来の姿を見せてくれるのかと思いますので、少し考えていただけたらと感じました。

    • 6月始めに行きました。ドラゴンアイの周辺はた人が立ち入られない様になっでいます。この現象は自然に起こるものです。

  2. 7年前3年前今年と3回行きましたが7年前が最高でした。また 来年行きます

  3. 元松尾鉱山の住人です。
    ヤマを離れて50年以上経ちました。
    八幡平を懐かしく思いコメントさせていただきます。

    当時、夏の八幡平へ行くには御在所から大黒森までリフトを利用。そこから茶臼岳へ行き、黒谷地を経ての長い道のりでした。

    ちなみに松尾鉱山の標高は900メートル、八幡平は1600メートル。自動車道路は未舗装で、シーズン中は岩手県北バスが盛岡から八幡平頂上まで運行されておりました。

    山開き以降どれだけの人が雪原の浮かぶ鏡沼を見たかは解りませんが旅人の疲れを癒してくれた風景だったのではないでしょうか。

    山に住んでいた人々は生活があるため、シーズンの八幡平へ行くことはなかったと思います。ただ、春になると両親は近所の人たちとネマガリダケを採りに稜線まで行ったという記憶はあります。

    最後に樹海ラインの動向が気になりますが、アスピーテラインの開通を早めるよりも期間中は安全に通行が出来るよう秋田県側と協力していただきたいと思います。