1月20日(金)天気予報とは裏腹に、夜間の雪が止んでお天気の良くなった後生掛で、予約型スノートレッキング「真冬のの大泥火山in後生掛」に申し込まれたお客様をご案内してきました。
真新しい雪の上に、朝日を受けて木々の影が伸びています。
雪の凹凸が生み出す陰影も美しい雪面に、いよいよ足を踏み入れます。
林間地帯を一歩一歩ゆっくりと。
気温はマイナスですが、冬の日差しを眩しく跳ね返す雪面を歩くと軽く汗ばむ程。
高台からの美しい景色を眺めながら暫しの休憩。
奥に鎮座する国見台と栂森がこちらを見下ろしています。
雪面を駆け抜けたリスの足跡が残されていました。
日差しに融けかけたモッチリとして見える雪。
昔の人は餅雪と呼んだそうですが、ここ後生掛は地熱の作用も加わってか、モッチリ感が増して見えます。
という事で、雪大福と我々は呼ばせてもらっています。
これまでは乾燥してカラカラになっていたコシアブラの実は、今日は周りに着いた雪が日差しで解けた水分を含んで少ししっとりとしていました。
大泥火山の周りの湯沼にコガモたちの姿が。
八幡平の厳しい冬を乗り越える彼らの憩い場です。
今度は、雪に埋もれし大泥火山を眺めながらの休憩。
いつの間にか雲に覆われた空の下、噴気地帯を歩いて大湯沼へ。
奥に控える国見台と合わさって、迫力満点の大湯沼。
手前には沢山の泥火山がボコボコ。
その全貌を見ようと高台へ。
大湯沼の活動は活発で、湯気の立ち昇っている場所では激しくお湯が湧き出しています。
マッドポットや噴気を間近に見て、地球のエネルギーを感じながら歩いてきた噴気地帯を屋根形山から一望。
そんな地球に負けず劣らず?エネルギッシュな皆さんは、雪が降り出し始めた中で豪快な尻滑りを披露してくれました。
雪しぶきを上げて颯爽と滑りる皆さん。
賑やかな声が響き渡る、貸し切りの後生掛自然研究路でした。
今回は3時間で大泥火山の含まれたコース。
夏場は近づく事の出来ない大泥火山も近くから様子を観察する事が出来ました。
そして定番の尻滑りや、生き物たちの痕跡なども。
自然の力強さ、地球のエネルギーを感じ取れる行程になりました。
くどう